宮尾がスパーリング公開　２６日防衛戦で秋田屋と美女対決

　ボクシング界の上戸彩こと、ＷＢＡ女子世界ライトミニマム級王者・宮尾綾香（２９）＝大橋＝が２１日、横浜市のジムでスパーリングを公開。２６日の同級１２位で美人の誉れ高い、秋田屋まさえ（３４）＝ワイルドビート＝との初防衛戦を前に、２ラウンド汗を流した。宮尾はＷＢＣ日本代表メンバー入りに落選したばかりの楽天・聖沢諒外野手と幼なじみで、「聖沢クンの分も頑張る」と必勝を誓った。

　長野県千曲市出身の宮尾は楽天の聖沢とは隣近所で生まれ育った。宮尾が聖沢より２学年上で、同じ小学校に通った仲。中学に入り、宮尾はバスケットボール、聖沢は野球と、それぞれ進む道が分かれて、次第に疎遠になっていったが、お互いプロとなり、友人関係が復活。今では、トレーニング方法など、情報交換するメル友なのだという。

　「野球の『ＷＢＣの合宿に呼ばれました』というメールが入ってました。その後、メールは来てませんが、メンバー入りはできなかったみたいですね。同じ千曲市出身で刺激し合ってきただけに、残念です。聖沢さんの分も頑張ります。千曲市民の、長野県民の強さを見せたい」とキッパリ。スパーリングでは軽快な動きを見せ、いい仕上がり具合を見せていた宮尾。リング上から傷心の友に無言のエールを送ることも一つのモチベーションになっているようだ。

　対戦相手の秋田屋とは約１年前、一度、対戦して、宮尾が判定勝ち。再戦となるが、宮尾が上戸彩なら、秋田屋も愁いを含んだ美女で、ビジュアル対決として、ＴＢＳ系列でも異例の深夜放送を予定しているほど注目が集まる。　（竹下陽二）