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【プロ野球】

内川3番も 立浪コーチがキーマンに指名

2013年2月22日 紙面から

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の宮崎合宿が21日で終了した。立浪和義打撃コーチ(43)は内川聖一外野手(30)=ソフトバンク=を攻撃のキーマンに指名すると同時に、今後の3番起用の可能性に言及。代表チームは22日に大阪へ移動し、23日の日本代表壮行試合・豪州戦(京セラドーム大阪)から実戦段階に移行する。

 日の丸浮沈のポイントは、得点力にある。そして、得点をあげるキーパーソンは…。

 「内川ですね。彼をどう生かしていくかを考えています」。立浪打撃コーチが口にしたのが内川だった。合宿中の打撃練習を見て、評価はさらに高まり、固定された。

 17日の広島戦(サンマリン宮崎)は坂本、阿部(ともに巨人)、内川でクリーンアップを編成した。大阪に場所を移し、23日の豪州戦も打順の並びは変更しない方針だ。ただし、打線がまたも機能しなかったケースはもちろん、多少の向上が見られた場合でも、第2プランの検討とテストは行われる。それが坂本を1番に上げ、内川、阿部で3、4番を組ませる並びだ。

 「(捕手と4番を兼務する)阿部の負担が重すぎるということもありますから。本戦まであと4試合。内川3番は考えています」

 一塁が空いている状況で、主砲・阿部で勝負させたいなら5番の人選が重要となる。だが、その前での得点効率を上げ、阿部の負担を軽くしたいなら3番にキーマンを置くべきだ。その重責を担えるのは内川。立浪コーチの言葉に、高い期待と厚い信頼が感じられる。

 「(代表候補から)候補が取れただけで、自分のやることは変わりません。今はやれることをやっていく。それだけです」

 第2回大会を経験済みの内川は、常に「任されたところでやる」と言い続けている。韓国との決勝戦では3安打&美技。大一番での勝負強さは証明されている。機動力よりも攻撃力を重視した野手の人選。阿部にマークと責任を集中させないためにも、内川の重要度が増しそうだ。 (渋谷真)

 

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