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最終更新:2013年2月21日(木) 21時54分

北朝鮮や韓国、日本の子どもたちが描いた絵の展示会

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 北朝鮮が3度目の核実験を強行し、国際社会から孤立を深める中、東京都内では北朝鮮や韓国、日本の子どもたちが描いた絵の展示会が行われています。

 展示されているのは北朝鮮、韓国、日本の子どもたちが描いた、およそ300点の絵です。これは、日本と朝鮮半島の子どもたちが絵を通して交流することで、お互いへの理解を深めてもらおうと2001年から毎年行われている取り組みです。

 今年のテーマは「ともだち名人」。会場には、子どもたちが自由な発想で描いた「ともだちを作るのが得意なキャラクターたち」が集まりました。今回の展示会では、去年8月、日本人の小学生と在日の朝鮮学校の子どもたちが平壌(ピョンヤン)を訪れ、北朝鮮の子どもたちと一緒に制作した作品も展示されています。

 「領土問題など、北朝鮮、韓国、中国というのは難しい部分があるが、子どもたちはそれを越えて、関係なく友達としてこういうふうに一緒に行ってみたい所などを、絵に描いているのは本当にいいことだと思う」(展示を見に来た人)

 「国と国との関係が難しいので、勇ましい言葉が飛び交っているが、どの国の人に対しても子どもたちは平和と友好を願う心を持っていることを分かってもらいたい」(展示会の主催者 筒井由紀子さん)

 この絵画展は今週日曜日まで東京・青山の「こどもの城」で開かれています。(21日16:20)

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