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【中野浩至、成沢解語】東京都港区の屋上緑化会社が未公開株の販売名目で出資金を集めながら、株式を公開せず、ほとんど返金もしないまま事実上の休業状態に陥っていることが、朝日新聞の取材でわかった。同社関係者によると、少なくとも2千人以上から総額約16億円を集めていたという。出資者の一部は、詐欺容疑で警察に被害届を出すことを検討している。
■2千人出資、9都県の51人が提訴
この会社は「フューチャーズプラン」(FP社)。同社への出資をめぐっては、東京、神奈川、静岡、岡山、広島、山口、福岡、熊本、沖縄の1都8県の51人が計約3億円の損害賠償を求める訴えを東京、福岡両地裁に起こしている。