最新ニュース
いじめ原因の全国少年事件、前年比2.3倍
去年、全国で警察が扱った「いじめ」を原因とする少年事件の件数が、11年に比べ2倍以上に増えていることがわかった。
警察庁のまとめによると、去年、全国で警察が検挙や補導をした少年事件のうち、いじめを原因とするものは260件に上り、11年の2.3倍に増加したという。検挙や補導をされた小・中学生、高校生の数は511人で、こちらも11年の2.3倍。このうち、中学生は384人に上り、全体の4分の3以上を占めている。
警察が扱った少年事件の件数は、滋賀・大津市のいじめ事件で学校に家宅捜索が入った去年7月以降に急増し、去年一年間の4分の3がこの時期に集中している。警察庁は、大津市の事件をきっかけに、学校側がいじめ問題で警察の対応を求めるケースが増えたと分析している。
【関連記事】
- 2013.02.05 16:38
- 「いじめが自殺原因」大津市が和解申し入れ
- 2013.02.01 08:52
- 中2自殺 滋賀・大津市、遺族と和解協議へ
- 2013.01.31 20:13
- 大津中2自殺 いじめが直接要因~第三者委
- 2013.01.24 21:33
- いじめ問題「学校は警察と連携を」~文科省
- 2013.01.03 23:48
- 対策待ったなし 急増する振り込め詐欺被害