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いじめ3万件、当初把握の100倍 鹿児島
滋賀県で起きた中学生の自殺を受け、鹿児島県が県内の公立学校を対象に調査したところ、当初、把握していたより100倍近い数のいじめがあったことがわかった。
滋賀・大津市の中学生の自殺を受け、国がいじめ問題の緊急の調査を全国に指示する中、鹿児島県の結果が発表された。調査は、公立の学校に通う約16万人の児童や生徒に対し、無記名で行われた。質問に具体的ないじめの内容を盛り込むことで、ささいないじめも認知ができるよう工夫したという。
国が毎年行っている調査では、昨年度のいじめの件数は全国で約7万件、鹿児島県内では342件だったが、今回の調査で見つかったいじめは3万757件(今年4~9月上旬)に上り、5.7人に1人がいじめを経験していることがわかった。このうち、解消されていないいじめは4032件で、県は今後、臨床心理士を加えたいじめ問題の対策チームを作り、対応するという。
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