生命の科学 ＶＯＬ６４
テーマ：ブログ今日二つ目の記事です。
【続き】
イエスは牢獄に出向いて囚人達に話しかけましたが
彼はそこに環境や獄舎から放たれる
印象類（波動）の影響を受けませんでした。
次のように説明することが出来ます。
「高い建物の上に降りさえすれば眼下で行われるすべての物事を
観察できる。本人は混乱状態をもいるけれども
それに影響されないし其の中に巻き込まれることもない」
これこそ貴方が自分の意識を通じて心の状態を
観察する場合になしえる事なのです。
私はこの第９講の初めに、
宇宙空間は宇宙的細胞に満ちていると述べました。
あらゆる細胞（原子其の他の構成微粒子）は、
心や知られているかまだ知られていない万物を作り上げている意識ある実態です。
現在科学者はこのことを認めていますし
宇宙飛行士は宇宙空間の生ける細胞から印象を感受するように
訓練されています。
これらの細胞は個人の心の意見に自ら同調することはありません。
ところが心はそれ自体が異常な状態で占められているために
宇宙的印象に対して気づかないのです。
それにもかかわらず宇宙的印象は確実に存在しています。
【心が其の印象に気づくようになる唯一の時は
自分自身に対する関心を捨てるときです。】
時としてこれは瞑想もしくは沈思と呼ばれます。
其のときこそ想念すなわち印象は
急スピードで心の前を通過するのです。
ここでもまた人間はいずれかの印象を受け入れるかについて
注意しなければなりません。
悪魔細胞によって生み出される異常な印象類は
同時に正常な印象と混じって通過するからです。
にごった水が清らかな水と混じっているようなもので
もし個人的意見を起こさないで深い注意を払うならば
二種類の印象に分けることが出来ます。
異常な印象は個人的な色合いを帯びていますが
濁った水と清らかな水との微妙な差のように
宇宙的印象は宇宙的性質を帯びているのです。
自由意志を持つ心は其のいずれか一方を
選ぶことが出来ます。
宇宙飛行士は心の希望的観測（こうあって欲しいと言う願い）と
宇宙的真実の間を区別するために右の事を学ぶ必要があります。
先述の様に、心が宇宙の意識から印象を受けないときはありません。
宇宙の意識は全知者であり創造主でありますので
それは創造物を愛しています。
特に自らの宇宙の意識の総計を表現しえる
心に対しては尚更です。
そこで恩寵の法則が行使されて心に対してそれと（宇宙の意識と）
一体化して現象化するべき好機を与えています。
つまり我々は生まれ変わる事によって
この好機が与えられるのです。
（訳注：この場合肉体の生まれ変わりを意味するのではなく
精神的な一大転換を意味する）
次のように質問する人があるかもしれません。
「一定期間内に覚醒しないで死ねば本人はどうなるか？」
と。
其の場合は来世において肉体の心は元の（前生の）
状態をつづけますが
本人は自分の正体を見失っています。
正常な細胞は他の宇宙的細胞と結合し
異常な細胞は次第に宇宙的細胞に吸収されます。
そして人間がひとたび自分の半身（意識）を知るならば
意のままに宇宙を見る事が出来ます。
其のとき本人は宇宙的実体となるからです。
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冷静な人間は
「時には自分の行動を客観的に見つめて
それを認識する」事があります。
そんな人間は自らの心を、
精神を持って見つめているのかもしれません。
精神のささやきは、理性のささやきや
自分を客観的に見つめる行為にも似ていると思います。
自らの心が暴走して、それで何かの行動を
心の心地良いままに実行しようとした時に、
それを諌めるのが理性でしょうし
心がエゴの赴くままに活動しているのを
冷静な目で見つめているのが
自らを客観的に判断する行為です。
それらは共に心の暴走を止めたり
心による判断を更に改善するためのきっかけにもなります。
つまりは精神の存在とそっくりなのです。
そんな視線を持てる人間は
混乱や争いの渦中に巻き込まれても
その影響を受ける事なく冷静に行動をする事も出来ますし
その混乱を収める事も出来ます。
それは自らが受け止める想念によって左右される事のない
ここでのイエスの意識にも繋がる物だと思います。
ここで少し脱線しますが
アダムスキーはここで宇宙空間を漂う
微粒子含めての元素の存在に触れています。
実は原子よりも更に細かい単位の物質が存在していて
その事も最近は”素粒子”として
科学者の研究で明らかにされてきているようですが
私達の精神を一部物質化しているものは
その素粒子のような存在のようです。
かなり以前に魂には重さがあるのだと言う話に
触れたのですが、
魂なるものはその素粒子なる物質の塊として
認識される時がくるのだと思います。
その粒子を確保する技術があれば
なんと私達は精神＝魂をも管理する事も可能になるわけです。
つまりは進化こそ伴う事はないにしても、
魂の転生をある程度管理可能になると言う事です。
ブラザーズは通常自然の転生に身を任せていますが
一方ではそんな技術をも持っていて
必要とあればそれを使用しているようです。
と言っても勿論彼らは放って置いても長寿で
しかも永遠の転生の真っ最中です。
必要でありその行為が神の意志にそむいていないと
判断した時に、その技術を使用する事もある。。
しかし心無い精神の発達の低い人間が
そんな技術を手に入れる事になったら。。
私利私欲ためにその技術を使用する事も想像が出来ます。
科学の発達と精神の進化は
バランスよくなくてはいけないということ
こんな事からも認識できるのではないかと思います。
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アダムスキーは精神を感じるための究極的な
極意をここで語ってくれています。
【心が其の印象に気づくようになる唯一の時は
自分自身に対する関心を捨てるときです。】
私達が精神の意識を感じるための一番の方法は
自分自身に関する関心を捨てるときだと
説明してくれています。
これは昔から多くの人間が無我の境地や悟りを開くために
していた努力にも通じるものですし
そのためには瞑想や座禅と言った手法が
とられてきたかと思います。
その目的は勿論、心の暴走を止めることです
アダムスキー本人は瞑想のようなものを行う事を
勧めては居ませんが
現実に瞑想や座禅で宇宙意識を体験したり
精神を感じる人もいるのだと思います。
私達には二つの魂があると言う例えで
アダムスキーは心の動きと精神の動きを説明してくれましたし
精神の動きは心の強い動きによって抑制されてしまうものである事も
過去の勉強で私達は学んで来ました。
私達は精神を感じるためには
心の暴走を抑える必要があるのです。
心の動きが強いほど精神の囁きは私達には届かない。
だから私達は心の暴走を止めなければいけないのです。
その事を一言で言えば
「自分自身に対する関心を捨てる」
と言う事になるのだと思います。
ここでの自分自身というのは私事全般と言う意味ではなくて
自分が興味を持って見つめるもの全てに対しての
意識を含むものだと思います。
何かに関心を示している状態は
私達の心が強く働いている状態に他ならないからです。
私達は心がその関心を持つものに捉われている間は
自分自身に対する関心をとめた事にはならないと思います。
そしてそれを追求した人間が
例えばデカルトでありお釈迦様であり
多くの修行僧なのだと思います。
瞑想や座禅は自らへの関心を断ち
俗世間への関心を断つ事で、
精神を感じやすい状態へと自らを誘導する行為。
精神の存在を理解できた私達から見れば
それらの行為の意味も理解できるはずです。
私達は良く、私利私欲を捨てると言う言い方をしますが
精神を感じるためには自我を捨てる状態こそが
良いのだと言う話になるのではないでしょうか。
自らの心が何かに執着している状態を抑える事で
初めて私達は精神を強く感じる事も可能となる。
少なくとも日常生活で心を使用し
その暴走に身を任せている私達には
精神を感じるための機会は多くはありません。
アダムスキーは宇宙的啓示は突然やってくると言っていました。
勿論、普段から精神の存在を意識して生きている
人間の場合の話です。
日常一般の人間と同様に
心を使用して生きている人間が
あるとき突然精神を通じて
宇宙的啓示を受け止めるなどと言う事は
有り得ないと思います。
私達は日々心を精神に近づける訓練を実践していく中で
無自覚のうちに精神を感じやすい状態へと
自らの意識を底上げしていかなければならない。。。
日常それが出来ていない人間は
例え座禅を組もうが瞑想をしようが
本当の意味での宇宙的な啓示など
受け止められるわけも無いと思います。
瞑想をしていて
宇宙人からメッセージを受け取った。
神のお告げを聞いた。。
そのような話がチャネラーや霊能力者を自称する人間から
頻繁に聞こえてきたために
アダムスキーは瞑想などの危険性をも訴える事になったわけですが
真の覚醒者であればそのような行為も
決して無駄ではないと思います。
ただ間違ってはいけないのは
その受けとめる印象を勘違いして解釈しない事。
そして地球の法則の遵守者たちが
科学力を使用しては偽の覚醒へと
人間を誘導していると言う事実をも理解しなければなりません。
（宇宙的覚醒＝啓示は
人の声で語りかけてくるようなものではないのです）
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アダムスキーはここで
未覚醒の状態で私達が死んだ時の話にも触れています。
未覚醒のまま死んだ場合、
私達は記憶を失った転生を繰り返す事になります。
次の生でも物心ついた頃には
前世の記憶を失っているのですから
まったくの白紙の状態からスタートするような物です。
ただアダムスキーはここでは触れて居ませんが、
私達の次の転生は今の精神状態を
引き継ぐ事になるようです。（死ぬときの精神状態を）
因果応報と言う言い方もしますが
私達は前世での行動が
次の生での自分の生まれにも反映される事になるようです。
例えば人間を肌の色で差別する意識を持っているような人間は
次の転生ではその差別の対象としていた肌の色を持つに至ったり
他人を虐待して喜んでいたような人間は
次の世では虐めでも受ける事もあるかもしれません。
神の法則の元では、その全ては
私達を深い理解へと誘導するための体験だとおもいますし
時には誤った価値観や弱点を
補強するためのものだと思います。
（本人にしてみれば自らの行為を罰した結果だと感じることになります）。
少なくとも地球での記憶を失った転生者には
そんな法則が適応されているのだと思います。
神の摂理からかけ離れた状態の魂は
その状態からのスタートを切る事になるのでしょうし
その状態が久しい人間は転生する事も出来ず
法則の元で魂ごと消えて
その粒子は別のものへと利用される事になる。
覚醒を果たした人間達は、その精神の進化を認められ
記憶を持った本来の人間としての生へと進んでいく事になる。
私達はその事を理解しなければなりません。
そして記憶を持った転生を果たした時に
私達は知る事になるのだと思います。
私達の人生は、自らの過去の経験や行動を反映しながら
新たなスタートを切る事になるものだと言う事をです。
目には見えないいくつもの法則が
私達の転生には関わっていて
そこには宗教で言われる、
神の前での裁きや因果応報のようなものが現実に存在していて
魂はその法則によって裁かれ
次なる人生を決められる事にもなる。
そして未覚醒の人間ほど、精神の進化の低い人間ほど
その法則の影響を強く受ける事にもなるのだと思います。
つまり精神レベル最低と言う私達地球の人間は
多くの法則にしっかりと拘束されて転生を果たす事になる。
その私達の社会がその法則を認めなければ
進むべき道は文明の崩壊しかないのだと思います。