最新ニュース
パキスタン籍の中学生“いじめ”で刑事告訴
香川・綾川町の中学校に通うパキスタン国籍の男子生徒が去年11月、同級生からのいじめで大ケガをさせられたとして、両親が18日、刑事告訴した。
告訴状などによると、男子生徒は綾川町の中学校で去年11月28日、廊下を小走りで通行していた際、同級生の一人に足をかけられて転倒し、前歯や左太ももに大ケガをして松葉づえが必要な状態になったという。
両親によると、男子生徒は去年4月にパキスタンから町内の中学校に入学して以来、同級生ら数人から「出て行け」や「国へ帰れ」と言われたり、顔に雑巾を投げられたりしたという。男子生徒は今も学校へ通っているが、両親らは「度重なる一連の行為は、集団いじめにあたる」と主張した上で、町教委に対し、学校側に適切な指導といじめをやめさせるよう申し入れを行った。
町教委と学校側は「日常的ないじめは確認されていない」と反論しているが、より真摯(しんし)に対応するために今後、アンケートなどを用いた調査を実施するとしている。
【関連記事】
- 2013.02.05 16:38
- 「いじめが自殺原因」大津市が和解申し入れ
- 2013.02.01 04:45
- 学校側「真実に向き合わなかった」~尾木氏
- 2013.01.31 20:13
- 大津中2自殺 いじめが直接要因~第三者委
- 2013.01.02 14:17
- 13年 安倍政権が進める「教育再生」
- 2012.11.22 22:24
- いじめ、約5か月で約14万4000件認識