日本相撲協会は20日、東京・両国国技館で理事会と評議員会を開いて2012年の収支決算を承認し、経常収益から経常費用を引いた額は10億7千万円のマイナスで、3年連続の赤字となった。
11年は八百長問題で3月の春場所を中止し、5月の技量審査場所は無料公開とした影響で48億8千万円もの赤字だった。幅は縮小したものの、本場所の入場券収入や巡業開催などによる事業収益を回復しきれておらず、赤字体質が続いた。
2年ぶりに年6回の本場所を通常開催したこともあり、事業収益は5年ぶりにプラスに転じ、前年から30億円増の85億円。