「私はもう日本には戻りません」
こう断言するのは、米国シカゴ大学の中村祐輔教授（60歳）。’12年4月に研究拠点を東京大学医科学研究所からシカゴに移した。

中村氏が開発した「がんペプチドワクチン」は、これまでの抗がん剤のように副作用を起こさない新しいがん薬として世界中から注目を浴びている。
日本国内の臨床研究では非常に悪化した肺がん患者や、難治といわれるすい臓がんの患者も回復させるなどの成果をあげている。
シカゴに拠点を移したため、日本国内でがんワクチンの臨床研究に支障が起こりつつある。しかし、なぜ中村氏は遠くシカゴに行ってしまったのだろうか？

昨年末に上梓した著書『がんワクチン治療革命』（講談社）に、その理由が書かれている。理由の30％は「シカゴ大学に（自分の研究の）チャンスを
見出したこと」。そして40％が「日本の政治家に対する無力感」。残る20％が、「日本政府がゲノム研究をサポートしないこと」だという。

中村氏は’11年１月、政府に請われて国の『医療イノベーション推進室』室長への就任を二つ返事で引き受けた。

がんに対する新しい薬が、21世紀になって続々と登場している。だが、ほとんどが海外の企業で見つけられたものであり、日本では、これらの
がん治療薬が国内で承認されるのに数年以上遅れてしまう。新薬開発には、煩雑な手続きや膨大なデータを集めるために多大な時間を要する。
がん難民を生むうえに、医薬品の輸入超過が1兆6千億円（2012年）にも達している。

「推進室の目的は、製薬や医療機器をめぐる承認の遅さや開発の遅さを関係者で改善していこうというものでした。今の日本に必要な改革なので、
クビにならなければ5年くらいは頑張るつもりだったんです。ところが、室長といっても権限は与えられず、絵に描いた餅のような案を作る仕事でした。
会議に参加する省庁は互いの縄張りを主張するだけで、改革は一歩も進まなかった」（中村氏）

無力感にとらわれた中村氏は10月に野田佳彦首相（当時）に「霞ヶ関には谷間があって、もうどうにもなりません」と訴えた。すると野田首相は
「そうですか。霞ヶ関に谷間ですか？　担当者に対応するように伝えます」と回答しただけで、結局は何も変わらなかったという。

中村氏は同年末に室長を辞任。同時に米国へ渡ることを決めた。

「推進室では、ヘドロがたまったような官僚組織を相手に、無力感だけが残りました。自分の年齢を考えると、医療開発に対し前向きな米国を選択するのが
ベストだと思ったんです」（同）

渡米して中村氏の研究環境はがらりと変わった。

「こちらでは、日本のように国の方針を学閥や私的偏見で歪めることはありません。大学では意味のない会議も年功序列もなく、若い研究者や病院の
医師たちと議論したり、彼らにアドバイスしたりと充実した日々を送っています」（同）

中村氏は、日本の医療再興のためには「イノベーション（革新）よりレボリューション（革命）が必要」と力説する。

「アメリカ国立衛生研究所のように、研究者のトップが医学研究へのビジョンを作り、予算権限を持つ組織が必要です。そして、公平無私に国家戦略を
作成できる研究者、評価ができる研究者、若手を育てる意識の高い研究者が必要です。また、日本の教育は『人を育てる』のではなく『人を甘やかす』
ものになっています。『研究は楽しいですよ』と若手を誘うのではなく、『歯を食いしばって世の中のために研究しなさい』と、研究者としての使命感を
持たせる教育が必要だと思います」（同）
http://news.nicovideo.jp/watch/nw522851

こう断言するのは　まで読んだ

あ〜あ、こうなっちゃったか・・・
言いたくないけど、これが戦前から続く日本の悪しき体質なんだよな。
その点アメリカなんか、クソリアリストだからね。
これを売国行為と責める事なんて、誰にも出来やしねえわ。

仲村さん

がん患者さんのためにこれからも

よろしくお願いします。

ニートの癖に人に働けと言う奴が嫌いだ。まで読んだ。

いくらなんでも(^(ｴ)^)アイダホポテト消されるの速すぎだろｗ

日本の医療制度じゃ、そりゃ見限りたくもなるよね。

せっかくの優秀な能力を、生かしきれる土台がないんだもの。
政治家は、医療そのものに明るくないから
はっきり言ってしまうと「興味がない」んだよね。

だってわからないんだもの。
重要性もほとんどわからないんだろ。
だから何年でも放置とか、平気でできる。

まぁ、この手の話は医療業界に限った話ではないよね。

笑い男事件を思い描くそんな出来事ですね

ここ数年で東大のクソ化に歯止めが利かない状態
俺の爺さんが出た京大の方が確実に格上

ブラックジャックによろしくでそんな話あったな。

ぜひともアメリカで研究を進めてください。
そしてノーベル賞を狙っていただきたい。

オレもしたいけど
労働許可とか滞在許可って簡単に降りないからな〜
このレベルの人だからできる話

>>11
そして賞を取ったら、いけしゃあしゃあと日本の政治家が出てきて
「よくやった」とか言われるんですね
そりゃ張り倒したくもなるわな

＞治療薬が国内で承認されるのに数年以上遅れてしまう。
＞新薬開発には、煩雑な手続きや膨大なデータを集めるために多大な時間を要する。

これって、何かにつけて「薬害だぁ！」と騒ぎ立てたサヨクこそ元凶じゃね？
そうした経緯があるからこそ新薬の承認に対して慎重になり過ぎてると思うよ。

>>14
桜井よし子とか小林よしのり批判ですか？

>>1
全面的同意

我慢してた数年がせめて民主党政権でなければなぁ…

これは民主党のせいだな

大手家電メ−カ−の技術開発社員とかも　海外に出ちゃう話をよく聞くね。
国外の企業に多額の報酬で迎えられて　技術指導している話とか。

ネット上で　そういう技術者は　売国奴とか　裏切者とか　叩かれまくってるけど
国内で充分な報酬とか待遇とか得られないのも　問題なんだろうね。

外に出ていって　もう戻らないとか帰らないとか聞くと　悲しくなるね。

そうなんだよ。
>>7さんの言う通り、この手の話は医療業界に限った話ではないんだわさ。

今どきのモノ作り企業の経営者は、技術そのものに「興味がない」んだよ。
だって解らないんだもの。
重要性もほとんど解らないから、技術屋をカス扱いなんて平気でできる。

何も社長に設計の勉強をしろとか、技術書を読めとか言ってるんじゃないよ。
そんなの解らなくても良いんだよ、経営者なんだから。
セオリーを理解し、旗振りをしっかりやってくれと言ってるんだわ。
口先ばかりの文系ばっか優遇しやがってからに。

丸山ワクチン・薬害エイズでも解る通り厚生省の役人と
薬剤会社の利権が絡んで、力の弱い方が故意に
認証が遅れる、否、わざと遅らせる。
大学教授も部下の功績を自分の物にしてしまう風潮がある。

官僚てのは、子供の頃から遊びも人付き合いもろくにせず、
親が敷いたレールに従い、塾に行かされ、東大に行く事しか考えてなかった世間知らずが、
巧みに我田引水する事だけを考えてる世界。

東大以外も採用しだしたが、
やはり仕切っているのは東大閥。
せっかく民主党が事業仕分けで風穴開けかけたが、
まるで囲碁か将棋のように巧みな世論操作をする官僚組織により、
国民の多くは騙されて煙にまかれて終了。
自民党は官僚と大企業と組んで血税を詐取するのみ。

>>23
まだそんなカビの生えた寝言をほざいてるのか？
民主擁護もいかげんにしろ、能無し。

ラララアって遠隔操作に関わったんだろ？

>>23
民主党の末路w

昔、「技術立国」のスローガンを誰かが掲げた。
スローガンだけだったのね。

ニートは日本を見限っている

まあ、アメリカがこういう環境を整えてるのは、まさにこの人のような優秀な
人材を取り込み、”アメリカ”の利益の為に働かせる為なんだけどね。

どっちにしても日本がゴミなのは言うまでもない。

傲慢で馬鹿で嘘吐きな奴ほど出世する。