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東電虚偽説明の第三者委初会合
2月21日 20時38分

原発事故に関する国会の事故調査委員会の元委員が、東京電力の虚偽の説明によって現場調査を断念させられたと主張している問題で、東京電力が検証するために設けた第三者委員会の初会合が開かれましたが、会議は非公開で、報告をまとめる時期は決まりませんでした。

東京電力が設置した第三者委員会の初会合には、元裁判官や元検事など3人が参加しました。
この問題は、国会事故調の元委員が去年2月、福島第一原発1号機の現場調査を計画した際、東京電力の担当者から「内部は真っ暗だ」という虚偽の説明によって調査を断念させられたと主張しているもので、東京電力は「担当者の誤った認識のためで、虚偽ではなかった」と説明しています。
21日の初会合で、東京電力の廣瀬直己社長は、「最大限の態勢で対応するので外部の方にしっかりと検証をお願いしたい」と述べました。
これに対し第三者委員会の委員長になった、元仙台高等裁判所長官で弁護士の田中康久氏は、「公正中立な立場で検証をしていく」と述べ、今後、聞き取りなどを行って、虚偽や組織的な指示があったかを調べる考えを示しました。
しかし会議は非公開で行われ、終了後、田中委員長は、「速やかに行いたいが、調査をどこまで広げるかまだ分からない」と述べ、報告をまとめる具体的な時期は決まりませんでした。

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