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Ｔさんから以下の投稿が寄せられました。

　韓国甲状腺がん増加について先日投稿した者です。

韓国甲状腺がんについてのニュースがありましたので、紹介しておきます。

韓国女性は甲状腺がん日本の１４倍、その理由が…

http://japanese.joins.com/article/430/162430.html?servcode=400§code=400

このニュースの中で韓国の研究委員は、日本の14倍になるほど甲状腺がんが増加した理由を「超音波診断機器が町内の病院まで拡大しながら行き過ぎた検査をするため」と話しています。

また、東大付属病院放射線科準教授の中川恵一医師は「甲状腺がんは、なんら人体に危害を加えることもなく治療の必要も無い。本来は検査をする必要もないがんなのですが、韓国の場合、過剰な検査によって、甲状腺がんの患者が急増しています。」と話しています。

韓国甲状腺がんが日本と比べてかなり多いのは、過剰な検査が理由なようです。

　　　　　　　　　大槻からの回答

　またまた興味ある情報、ありがとうございました。しかし、これらの情報は、私には納得できません。日本の場合でも、小さな医院、クリニックでも超音波診断機器が備えられています。したがって日本では甲状腺がん検診の機会が少ないということはないでしょう。また東大の中川医師のコメントは本当に彼がこのようなコメントをしたのか疑問です。たとえば癌研有明病院のホームページなどによると、甲状腺がんは年間約１０００人が死亡している怖い病気の一つです。たしかに大きさが１ｃｍ未満の甲状腺がんは治療せず経過観察することもあります。５種類の甲状腺がんのうち、悪性度が低く、進行も遅いものは注意深く経過観察するわけです。しかし、悪性度が高く、進行の早い種類のがんもあるのですから中川医師の言ったとされる内容は信じられません。『経過観察』は『なんら治療の必要もない』ことを意味しません。『注意深く経過観察』も治療の一つです。

  チェルノブエリ事故のあと、隣接するベラルーシの子供たちの甲状腺被ばくによるがん疾患を救うため努力したわれわれは、『治療の必要もないがん』のため無駄骨を折ったのでしょうか？

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