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酸ケ湯で積雪512センチ 新記録
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吹雪模様の悪天候の中、駐車場で車の除雪作業に当たる宿泊客=21日午前11時10分、酸ケ湯温泉 |
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歩道の除雪を行う建設会社の社員ら=21日午前7時半ごろ、弘前市西城北 |
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上空に今季一番の寒気が入り込んだ影響で、21日の県内は、断続的に雪が降り続いている。八甲田山系の青森市の酸ケ湯(標高890メートル)は21日午前11時現在、積雪512センチを記録。これまで最高だった2005年の501センチを大幅に更新した。一方、弘前市は同11時現在139センチとなり、観測史上3番目だった06年に並んだ。
青森地方気象台によると、酸ケ湯の積雪512センチは、1979年の観測開始以来最深。これまでの記録は05年3月4日の501センチ。
弘前市は20日午後10時に積雪131センチを記録し、06年2月5日に139センチ(同年の最深積雪)を記録して以来、7年ぶりに積雪130センチを超えた。これは1982年の観測開始以来、史上2番目の早さ。同市のこれまでの最深積雪は2005年3月2日の150センチ。
このほか21日午前11時現在、碇ケ関118センチ、青森市106センチ、今別101センチなど、県内5カ所で積雪が100センチを超えている。
青森市の酸ケ湯温泉は建物全体が雪に覆われ、1階の屋根は雪に埋もれそうな状態。18日から4泊の予定で妻と湯治中の仙台市の自営業庄司俊明さん(65)は「雪深い地で温泉に入りたいとやって来たが、車から荷物を出すのもままならない」と懸命にマイカーの除雪作業を続けていた。
弘前市茂森町では、民生委員の横山ケイ子さん(72)が一人暮らしの高齢者宅前などの除雪に汗を流した。「栄養ドリンクを飲んで水分を取りながら雪かきをしている。雪かきをしてあげたいという気持ちで頑張っている」と話していた。同気象台によると、県内は25日ごろまで気温が低い状態が続き、津軽・下北地方、上北地方の山沿いで雪が降りやすい状態が続くという。
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