シー・シェパード、調査捕鯨船に妨害行為 ワトソン容疑者も同乗
反捕鯨団体「シー・シェパード」が、南極海で活動する日本の調査捕鯨船に対し、今季2度目となる妨害行為を行った。
水産庁によると、シー・シェパードは日本時間の20日午前11時ごろから、およそ1時間にわたり、調査捕鯨船「日新丸」への給油作業を妨げるため、妨害船で給油タンカーの周りを取り囲んだり、「日新丸」やタンカーの船体に接触するなどしたという。
乗組員にけがはなかったが、日新丸の船首部分がへこむなどの被害を受けたという。
アメリカの裁判所は2012年12月、シー・シェパードに対し、調査船の457メートル以内に近づかないよう仮処分命令を出していて、調査捕鯨を実施する日本鯨類研究所は、今回の行為が命令に違反するとして、法廷侮辱の申し立てを行う考え。
一方、シー・シェパードは、創設者で国際手配されているポール・ワトソン容疑者が、妨害船に乗船していたと明らかにした。