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1月の貿易赤字 円安で過去最大に2月20日 10時59分
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先月の日本の貿易収支は、外国為替市場で円安ドル高が進んだことで円に換算した原油や液化天然ガスの輸入額が大幅に膨らんだことから、1兆6294億円の赤字と過去最大となりました。
財務省の貿易統計の速報によりますと、先月の輸出額は去年の同じ月より6.4%増えて4兆7992億円と8か月ぶりに前の年より増加しました。
一方、輸入額は去年より7.3%増えて6兆4286億円と3か月連続で増加しました。
この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆6294億円の赤字となり、統計を比較できる昭和54年以降で最大となりました。
これは原油や液化天然ガスなどの多くがドル建てで輸入されているため、このところの円安ドル高で円に換算した輸入額が大幅に膨らんだことによるものです。
財務省では「輸入はドルで取り引きしている比率が高いことから円安が進むと短期的には貿易赤字が拡大しやすい。ただ、円安によって輸出が増えることも考えられることから中長期的に為替相場が貿易収支に与える影響を予測することは難しい」と話しています。
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