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【プロ野球】

菅野 最多の157球 ローテへ着々準備

2013年2月21日 紙面から

ブルペンで笑顔を見せる巨人の菅野=沖縄県那覇市の奥武山公園で(武藤健一撮影)

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 巨人のドラフト1位右腕・菅野智之投手(23)=東海大=が20日、ブルペンで157球を投げ込んだ。今キャンプ最多の球数は、先発完投をシミュレーションしたもの。ローテ投手に必要とされる準備を着々と進めた。

 静かなブルペンで菅野は黙々と投げ込んだ。100球を超えてもペースは衰えない。直球だけではなく変化球も次々と披露。マウンドを一人で守り抜くことだけを見据えていた。「シーズンで完投をするとなれば、ブルペンや投球練習を含めて、150くらいになると思うので」。この日は遠投も続けていたが、終了後の疲労感はゼロ。「次につながります」。充実の笑みが自然と浮かんでいた。

 先発完投型への成長を狙う菅野。その感覚を体で覚えるため100球以上の投げ込みをすることを前々から考えていた。幸い体調は、原監督が「ペースをつかんだんじゃないか」と言うように良好。気温17・4度と条件がそろったと感じた菅野は計算ずくの行動を実行に移した。

 そんな右腕を大物OBの広岡達朗氏が見つめていた。19日には阪神・藤浪を酷評したが、菅野には「まとまりすぎているが、工夫すれば勝ち星は増える」と及第点。もちろん、投げ込みは菅野流の工夫の一つ。「力のいれどころが、だいぶつかめてきた」と語る黄金ルーキーは十分な手応えを感じていた。 (川越亮太)

 

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