民主党:「失敗の連鎖」が敗因
毎日新聞 2013年02月07日 02時30分
民主党は6日の党改革創生本部の役員会で、衆院選の総括を盛り込んだ「改革創生案」の素案をまとめた。衆院選大敗の理由について、歴代の代表・首相による「失敗の連鎖」が国民に「期待はずれの政権」との印象を与えたと分析している。
具体例としては、鳩山由紀夫元首相が泥沼化させた米軍普天間飛行場の移設問題▽菅直人元首相が10年参院選前に突然打ち出した消費増税方針▽小沢一郎元代表の「政治とカネ」の問題−−を列挙し、野党時代から党運営を主導してきた「トロイカ」(鳩山、菅、小沢3氏)をなで切り。野田佳彦前首相についても衆院解散時期の判断を非難している。そのほか、消費増税などを巡る党分裂も敗因に挙げ、党改革として一致団結できる組織風土や党運営を掲げる方向だ。