ロシア 湖周辺で隕石の破片を確認2月18日 6時23分
隕石(いんせき)が爆発して落下したロシア中部チェリャビンスク近郊の湖の周辺で見つかった直径1センチほどの複数の物体について、ロシア科学アカデミーの専門家は、隕石の破片だと確認したことを明らかにしました。
ロシア中部のチェリャビンスク州一帯で15日、隕石が爆発して破片が落下し、その際の強い衝撃で、およそ4500棟の建物で窓ガラスが壊れるなどの被害が出て、1100人以上がけがをしました。ロシア政府は、航空機などを使って、広い範囲にわたって隕石の破片の捜索を続けています。
このうち、凍った水面に穴が見つかったチェリャビンスク近郊の湖の周辺で採取した直径1センチほどの複数の物体について、ロシア科学アカデミーの専門家は17日、地元の通信社に対して、「およそ10%の鉄分を含む隕石の破片であることを確認した」と述べました。
この隕石について、科学アカデミーでは、破片が見つかった場所の地名から「チェバルクリ隕石」と名付ける方針だということです。一方、チェリャビンスク州では、建物の壊れた窓ガラスを修理する作業が続いていますが、地元のガラス工場での生産が需要に追いつかず、ロシア政府は近隣の州にある工場からの供給を増やす措置をとっています。
一部の学校では窓ガラスの修理が間に合わず、氷点下15度を下回る厳しい寒さの中で、18日から予定していた授業の再開を見送るところも出ています。
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