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風疹20~40代男性になぜ多い2月14日 21時41分
なぜ20代から40代の男性に風疹の患者が多いのか。
子どものころ、予防接種の対象ではなかったなど免疫がない人が多いためとみられています。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの現在50歳から33歳までの人は、中学生のとき、学校で集団接種が行われていましたが、対象は女子だけでした。
昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれの現在33歳から25歳までの人は、男女とも中学生のときに風疹のワクチンを接種することになりました。
しかし、学校での集団接種ではなく、個別に医療機関に出向いて受けることになったため、女子も接種率が下がりました。
昭和62年10月2日から平成2年4月1日生まれの現在25歳から22歳までの人は、男女とも幼児のときに接種することになりましたが、中には受けていない人もいて、こうした20代の人たちが今、感染しているとみられています。
現在は、免疫を確実につけるため、1歳と小学校入学前の2回、ワクチンを接種することになっているほか、今年度までの5年間は、中学1年生と高校3年生が無料で接種できるようになっています。
しかし、特に高校生の接種率が低く、無料で接種が受けられる措置が来月で終わるため、今後も免疫がない人が減らず、風疹の流行が繰り返されることが懸念されています。
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