大阪府教委:児文館専門職、雇用継続の方針 4月から3年間
2013年02月07日
大阪府教委は、今年度末を期限としていた府立国際児童文学館(児文館、東大阪市)の専門職員2人を、4月以降も雇用する方針を固めた。期間は16年3月末までの3年間。府は橋下徹知事時代の10年、財政再建の一環で4人の専門職員を半減させ、雇用期限を新たに設けた。しかし府教委は、専門性を確保するには2職員の継続雇用が必要と判断した。
専門職員は、児童書に特化した資料展示・講演会の企画・運営など児文館の中核業務を担当。購入図書の選定や分類、貸し出し業務などを行う司書資格はないが、児童文学の専門職として全国の図書館でも異例の存在だ。
橋下氏は同府吹田市の万博記念公園内にあった旧児文館について、利便性の低さや運営の非効率さを理由に10年5月、東大阪市の府立中央図書館内に移転させた。この際、4人の専門職員を2人に半減し、雇用期限を13年3月末までとした。
専門職員はこれまで、童話作家の宮沢賢治や街頭紙芝居などにテーマを絞った資料展示、講演会などを年5回程度開催。こうした企画目当ての来館者も多かった。児文館を運営する中央図書館は「資料の活用などにたけている2人に今後も力を発揮してほしい」としている。現在、常勤、非常勤各1人だが、4月からは2人とも週3日の非常勤職員として雇う。【熊谷豪】