スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。

GT5講座02 「駆動方式による違いとステア傾向」

さて第二回は「駆動方式による違いとステア傾向」です
タイトルからして専門的な話の匂いがしますがこれを知らないとこの先の説明がかなりめんどくさいのですよ
また知ってると知らないとでは大きく違ってきます
簡単に説明するように心がけますのでお付き合いください

いろいろ説明する前になぜ車は曲がるのか簡単に説明しましょう
殆どの人はハンドルを切って操舵輪を動かせば曲がると思っていると思います
確かにその通りです
公道走行ではそれで十分な場合がほとんどです
しかしレースでは変わってきます
車はハンドル操作による荷重移動によって曲げます
荷重が外側のタイヤに乗れば(外側に向かって車がロールすれば)外側と内側でトラクション(駆動輪が車を前に進めようとする力(駆動力)のこと)に差が生まれるためより大きく車を曲げることができます
またブレーキ直後にハンドルを操作するとクイックに車を曲げられます
このように荷重をうまく移動することでコーナーを上手く攻めることができラップタイムの短縮につながります


長くなりましたが本題の駆動方式による違いについて
前の講座でもFF(フロントエンジン・フロントドライブ)という単語が出てきましたね
今日はもうちょっと詳しく説明したいと思います

駆動方式には以下の5つがあります
FF - フロントエンジン・フロントドライブ
FR - フロントエンジン・リアドライブ
MR - ミッドシップエンジン・リアドライブ
4WD - フォー・ウィール・ドライブ
RR - リアエンジン・リアドライブ
一つ一つ説明していきますね

FF車
エンジンをフロント(前)に置き、前輪を駆動させて走行します
前で引っ張る形になるので直進時の安定性は非常に高くスピンしにくいという特徴があります
部品点数も少なくてすむので小型車などに採用されることが多いです
欠点として他の駆動方式よりも曲がりにくいです
いわゆるアンダーステア傾向になります
セッティングで解消可能ですがトラクションがかかりにくいなど他の駆動方式に対してかなり不利です
FF車限定などのルールがない限りFR車やMR車をレースでは使うようにしたほうが有利になります
初心者はFF車でレースに慣れることをお勧めしますが腕を磨いてFR車やMR車にステップアップしましょう

トヨタ ヴィッツRS1.5
プジョー 207GTi
ホンダ インテグラ TYPE R

FR車
エンジンをフロントに置き、後輪を駆動させて走行します
加速と操舵を分担できるため操作性が非常に良いのが強みです
しかしレースで乗りこなすには的確な荷重移動とブレーキング、アクセルコントロールが必要です
これは馬力が大きくなるに連れて重要さを増します
的確な荷重移動ができないとアンダーステア傾向
アクセルコントロールができないとオーバーステア傾向になりやすいです

日産 シルビア(S13,S15)
トヨタ FT-86コンセプト
マツダ RX-8

MR車
エンジンを車体の中央寄り(主にドライバーシートの後ろ)に置き、後輪を駆動させる方式
操作性が良くトラクション性能も高いためスポーツカーからレーシングカーまでいろいろ使われています
重量バランスがよくグリップ走行で有利です
性能限界が高いため高速でも安定して走行できますがレースでは限界を超えて走ることも数々
そうなるとコントロールが非常にシビアとなり一瞬でコントロールアウトしてコース外に吹っ飛ばされることも
FR車と同じく乗りこなすには的確な荷重移動とアクセルコントロールが必要です
アンダーステア傾向な車もあればオーバーステア傾向な車もあり乗ってみないと性格がうまくつかめない車、もっと言えば乗り手を選ぶ車が多いです

アンダーステア傾向 エンツォ フェラーリ
オーバーステア傾向 マクラーレンF1
中間よりで安定した傾向 いすゞ 4200Rコンセプト

4WD
4輪全てを駆動させる方式、エンジンはフロントに置くことが多いがミッドシップに配置されることもある
4輪全てにトラクションが掛かるため非常に安定性が高く悪路の走破性も高いためラリーカーなどに使われる
その反面、4輪全てに同じだけトラクションが掛かるためアンダーステア傾向が強いです
GT5では駆動力配分センターデフなどで20:80などにすることである程度解消可能
また車体が重いため車によっては高速コーナーで接地圧がなくなり横滑りすることも(ムルシエラゴなど)
主にアンダーステア傾向だがラリーカーなどはオーバーステア傾向が非常に強い
カーディーラーにあるシトロエンやスズキのWRCカーを走らせてみるとよく分かる

アウディ R8
スバル インプレッサ
ランボルギーニ ムルシエラゴ

RR
後輪より後ろにエンジンを置き、後輪のみを駆動させる方式
非常にトラクション性能が高く、0加速は非常に速い
オーバーステア傾向が強く直進安定性の低さも相まって非常に姿勢を崩しやすい
RUFのイエローバードでアクセルをフルに踏み込んで少しでもハンドルを切ってみるといい、一瞬でスピンする
非常に繊細な荷重移動とアクセルコントロールが求められる、初心者は絶対に乗ってはいけない

RUF CTRイエローバード
フォルクスワーゲン typ2(T1) サンババス
フォルクスワーゲン キューベルワーゲンType82

以上が駆動方式の説明です
ちょっと頭の隅に置いておくだけでも十分役に立ちます
知ってると知ってないとでは大違い、特に乗ったことのない車に乗るときは非常に役に立ちます

では次はステア傾向へ
大まかに2種類あります

アンダーステア傾向
コーナーを曲がりきれずに外側にはみ出す傾向
要するに曲がりにくいってこと
オーバースピードでグリップが足らずはみ出す場合や元々の車の傾向がそうであるため十分に減速しても曲がりにくいなどいろいろある
セッティングで解消は可能だが安定性を著しく落とすことになりかねない
姿勢を崩しにくい、後輪がスライドした時の姿勢変化を戻しやすいなどの利点を生かしてわざと後輪をスライドさせドリフトのような状態に持って行き滑らせて曲がるテクニックもある
特にSライセンスの2はこのテクニックを使えると非常に有利
アンダーステア傾向の車の例
エンツォ フェラーリ(サスペンションのセッティングを思いっきりオーバーステア傾向にしてもアンダーが残りっぱなし)
マセラティ グランツーリスモS(パワースライドによって滑らせるように攻めれば問題なし)
ランボルギーニ ガヤルド(サスペンションのセッティングで解消できるが滑らせて曲がるほうがいい)

オーバーステア傾向
コーナーリング性能が過剰で後輪がスライドし内側に巻き込みやすいこと
主にFR車やMR車でアクセルコントロールがうまくいってない場合に起こる
要は曲がりすぎてスピンするということ
リアタイヤがグリップ限界を超えると起こる、これを利用したのがドリフト
前兆としてトラクションが掛かり過ぎることによりホイルスピンが発生する
ホイルスピン、後輪のスライドが発生すると大幅なタイムロスになるためなるべく避けよう
うまくアクセルをコントロールできれば怖くはない
オーバーステア傾向の車の例
フェラーリ カリフォルニア
ランチア ストラトス
ロータス エリーゼ

これで今回は終わりです
専門用語の解説だけになってしましましたが覚えているのと覚えていないでは雲泥の差が生まれます
上に書いたことを踏まえて一歩一歩上達していきましょう

テーマ : グランツーリスモ5(GT5)
ジャンル : ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:新しいフォルダ






最新記事
最新コメント
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
検索フォーム
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR