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WIRED
ロシアの隕石クレーターに「数兆カラットのダイヤモンド」
シベリアにある、世界で4番目に大きい隕石クレーターには、世界の市場に今後3000年間にわたってダイヤモンドを供給できるほどの大量の「衝突ダイヤモンド」が存在している。
シベリアにある(リンク先はGoogle Map)直径約100kmのポピガイ・クレーターには、大量のダイヤモンドが存在している--ロシア政府は2012年9月にそう公表した。
このクレーターは、約3,570万年前に直径5~8kmの小惑星が衝突したことにより形成されたものだ。その時の衝突により、世界の市場に今後3000年間にわたってダイヤモンドを供給できるほどの大量の「衝突ダイヤモンド」が形成されたのだ。これは、もともとあったダイヤモンド鉱脈に、巨大な落下物が衝突したことでできたものだ。
「Christian Science Monitor」紙によると、これらのダイヤモンドは、通常のダイヤモンドの「2倍の硬度」があり、産業や科学的目的での使用に最適だという。
シベリアの中心的都市ノヴォシビルスクにある地質学・鉱物学研究所のニコライ・ポキレンコ所長は、ポピガイ・クレーターに存在するダイヤモンドの総量は数兆カラットに上る可能性があると述べている。世界のそれ以外の埋蔵量の10倍の規模だ。
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