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不正送金 閲覧しただけでウイルス感染2月18日 4時11分
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インターネットバンキングの利用者のパソコンをウイルスに感染させ、口座の現金を不正に送金する事件が相次いでいますが、このウイルスは、細工が施されたホームページを閲覧しただけで感染するようになっていたことが、情報セキュリティー会社の調査で分かりました。
三井住友銀行やゆうちょ銀行など6つの銀行のインターネットバンキングでは、利用者のパスワードがウイルスによって盗まれ、先月末までに、合わせて1800万円以上が不正に送金されたことが分かっています。
このパスワードを盗み出すウイルスを情報セキュリティー会社が調査したところ、不正な細工が施されたホームページを閲覧しただけで感染するようになっていたことが分かりました。
不正な細工がどのホームページに施されていたかは分かっていませんが、パソコンで広く利用されているJavaというプログラムの古いバージョンの欠陥を悪用していたということです。
ウイルスを調べた情報セキュリティー会社「シマンテック」の林薫主任研究員は、「ホームページを見ただけで感染するので、感染したことにはなかなか気付かないと思う。パソコンを利用するときは、基本ソフトも含めてすべてのプログラムを最新のものに更新し、ウイルスの感染を防いでほしい」と話しています。
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