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国際
【東亜春秋】編集委員・山本勲 対日強硬で権力固める習氏
劉少奇元国家主席の子息である劉氏は子供時代から習総書記と関係緊密な太子党幹部で、論評は「習氏の意向を反映した」との見方がもっぱらだ。ところがその内容はトウ小平の遺訓を継ぎ、「現在は人民の富裕、国家の富強を最優先する建設の時期」で、「最低限、大きな戦争をしてはならない」と力説している。
どうやら習総書記も日中対立が管理不能の大規模戦争に拡大する事態を招かぬよう、軌道修正を図り始めたようだ。日米首脳会談では両国の水も漏らさぬ結束ぶりを見せつけ、日中衝突が米国を巻き込む大戦に発展しかねないことを習政権の肝に銘じさせてもらいたい。
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