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米 中国のサイバー攻撃を懸念2月20日 9時58分
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アメリカ政府は、アメリカの企業やインフラを狙ったサイバー攻撃が相次いでいることについて、軍の関与も含めた中国からの攻撃に強い懸念を表明したうえで、中国側と協議していく考えを示しました。
この問題は、アメリカのコンピューター・セキュリティの会社がアメリカ企業などへのサイバー攻撃に中国の軍が関与している疑いが強いとする報告書を公表し、中国政府が反発しているものです。
アメリカ国務省のヌーランド報道官は19日の記者会見で、中国からとみられるサイバー攻撃が相次いでいることについて聞かれ、「アメリカの安全保障と経済にとっての脅威だ」と述べて、アメリカ政府として事態を重くみていることを明らかにしました。
そして、「軍の関与を含め、中国からのサイバー攻撃の脅威について中国側とのハイレベルの協議の中で取り上げてきている」と述べ、人民解放軍の関与も含めた中国からの攻撃に強い懸念を表明したうえで、引き続き中国側と協議していく考えを示しました。
オバマ大統領は先週行った一般教書演説の中でも、他国がアメリカの送電や航空管制のシステムなどへのサイバー攻撃を行うとともに企業の情報も盗んでいると指摘し対応を強化する姿勢を示しており、この問題が米中間の対立を生む可能性も指摘されています。
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