関西ニュース

【いじめ問題】大津市教委 報告書検証結果を市長へ報告

2/19 20:03

再生する
/news_meta/abc/20130219130219c2-otu-l.asx

大津市でいじめを受けていた中学生が自殺した問題で、第三者委員会が指摘した問題点について、教育委員会が検証結果をまとめました。

きょう午後、大津市教育委員会は、学校側や教育委員会の問題点を検証した報告書を越市長に提出しました。おととし、いじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺した問題では、前の教育長が自殺の原因について、「家庭にも問題があった」などと発言。調査していた第三者委員会が、「いじめと自殺との関係を絶ちたいという潜在的な意向から、『家庭問題』という虚構にのったのではないか」などと指摘していました。きょう教育委員会が提出した報告書では、「いじめが自殺の一因であると認識しながら、家庭の原因もあると思い検証しなかった」などとしています。越市長は、「謝罪の言葉が盛り込まれるべき」などとして、更なる検証を求めました。また午前10時から開かれた大津市議会では、「子どものいじめ防止条例」が可決されました。条例では、市や学校の責務に加え、「いじめを受けたり、発見したりした子どもは、家族や学校に相談できる」という「子どもの役割」を明記しています。

前のニュース