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2013年2月19日(火) 19:14 |
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トンネル事故うけ 特殊車両で訓練
全国で30台しかないという特殊な車両を使った訓練です。 去年、山梨県の中央自動車道「笹子トンネル」で発生した事故を受けて行われました。 出動したのは、岡山市消防局にあるブロアー車と呼ばれる車両です。
笹子トンネルの事故で救助を妨げたのが煙です。 訓練は、同じような場面を想定して行われました。 使われたのが、巨大なファンの付いたブロアー車です。 去年12月に、山梨県の中央自動車道「笹子トンネル」の天井板が崩落した事故を受けての訓練です。 岡山市がトンネルを使った訓練をするのは初めてです。 トンネルで乗用車3台が絡む事故が発生し、多くの負傷者が出たという想定です。 笹子トンネルの事故と同様に火事が発生し、充満した煙をトンネルの外に押し出すためブロアー車が出動しました。 ブロアー車は、車の後ろの大型のファンで、トンネルの煙を外に押し出します。 最大風速45メートルという、台風並みの強い風を起こすことができます。 ブロアー車は、全国の政令市などに配備されています。 岡山市には2010年に配備され、工場などの火災で年間5回程度出動しています。 19日の訓練の目的には、ブロアー車の性能を確かめることも含まれています。 岡山市では、ブロアー車で煙を排除することで、火災を伴う事故での救命率向上につなげたいとしています。
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