【WBC】ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の投手陣が早くも崩壊危機だ。滑ると言われるWBC公認球に苦しむ投手が相次いでいることに加え、ここにきて故障者も続出。事態を重く見た首脳陣は18日、起用方針の“白紙撤回”を宣言した。さらに万が一に備え、緊急追加招集の可能性も浮上した。そんなパニック状態の侍が、ある“大物メジャー投手”に熱い視線を送っているという。
雨天のため予定されていた西武との強化試合は中止となり、18日は全選手が室内練習場に集まって練習が始まった。
しばらくして異変が起きる。投内連係に浅尾(中日)、前田健(広島)、能見(阪神)の姿がなく、3投手は離れた場所で別メニューを消化。程度に差はあるが、原因は全員肩の異常で、与田投手コーチは「特に肩の張りがある投手は(連係に)入れなかった。待ち時間も多いし、肩が冷えるので」と説明した。
続いてブルペンでも不安が露呈する。この日、首脳陣は実戦を想定して数球ごとに球を交換しながら投げさせたが、滑るボールに手が付かない投手が続出。なかでも山口(巨人)はスライダーを投げるごとに首をひねり「(制球が)難しい。手でよくこねるしかないんですが…」と表情は暗かった。
前田健、能見が肩の張りを訴え、浅尾も状態が上がらない。前日の広島戦で炎上した山井(中日)は「滑るというところから自分のフォームを崩しかけていた。一球投げるごとに変な癖が出ての繰り返し」。田中(楽天)と内海(巨人)も万全とは言いがたい。
本大会開幕まで2週間を切って、首脳陣にも焦りの色が浮かぶ。与田コーチは「もうちょっと球を操れることを期待していたが…」。前田健、浅尾ら故障者についても「個人的な見解」と前置きはしたが「体調に問題があれば、今後の野球人生を潰しかねない。愛情ある決断を下さないといけないかもしれない。そういう投手が3人、4人と出てくるかもしれない」と代表候補から外す可能性を否定しなかった。
そうなれば起用方針の大幅転換は避けられない。「出場しない選手が出てきた場合はパズルを組み替える。先発、リリーフのポジションが変わる可能性もある」と構想を一旦、白紙に戻す考えを明らかにした。
現状の15人の中でパズルを組み替え、それでも足りないピースが出てきたときはどうするか。与田コーチは追加招集の可能性について「避けたいが、ゼロじゃない」と語った。山本監督は否定したものの、万が一の場合は昨年11月のキューバ戦のメンバーの中から緊急招集をかけるプランも浮上している。すでに関係者の間では「大竹(広島)が呼ばれるのでは」という噂もまことしやかにささやかれている。
ただ、代表候補以外の国内選手は、日本の統一球を使って調整を進めている。こんな時期にいきなり国際球を渡されて、期待に応えることができるのかは大いに疑問だ。
そんななか、一部の侍関係者がある「大物選手」の存在に注目しているという。WBC第1回大会Vの立役者で、今季レッドソックスへ移籍した上原浩治(37)だ。
レ軍のチェリントンGMは「WBC参加は選手の意思に委ねる」と明言。上原自身も「オファーがあったら間違いなく考えた」と侍入りに前向きな姿勢を示していたからだ。
とはいえ今さらオファーを出したところで上原が受けるとは…。一度は「純国産」で臨む決意を固めながら、足元がグラついてきた侍ジャパン。こんな話が出てくること自体、先行き不安というしかない。

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