希望の先に帆をあげて

これまで僕に何が起きたのか紹介します。


よろしくお願いします。


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昨日の平成24年11月13日。


某所に行きました。


午前中と昼頃は、所用がありミーティングへ。

夕方からは、虚偽DVや子供の連れ去りと引き離しについて応援していただいたり情報交換している方とお会いしました。


行った先は、離婚したあの人の居住地のすぐ近くでした。


所用が終わると、ちょうど小学校の下校に差し掛かる時間でした。


近くでしたので、ひと目娘の姿を見たいと思い、自宅の近くまで行きました。相手の自宅住所は、相手は隠しているつもりだったのだと思いますが、裁判中、こちらに送ってきた書面で住所を記載していたので把握していました。


もちろん、無理やり家に押しかけたりするつもりなどないし、あの人に会おうなどとも思うわけもなく、ただただ、子供の姿を見たいという気持ちでした。


住宅地で小道が沢山あるので、小学生はあちこちの路地からパラパラと現れては、また別の道へと吸い込まれていくので、どの道を娘が通るのか分かるはずもありません。


少子化のせいか、学校の授業が終わっていないせいか、あまり歩いている生徒はいません。


なんだか、あてもなく立っている自分にも嫌気がさすような気持ちでした。


だけど、立ち去った直後に娘が通ったら嫌だという気持ちが先行し、あてもなく立って待っていました。


すると・・・・



午後4時過ぎ・・・


私から数十メートル位離れた小道の交差点を2人の小学生の女の子が横切りました。


斜め後姿ですが・・・


見た瞬間に直感しました!!


Hちゃんだ!!


前回、第2審の試行面会であった以来。つまり、丁度1年も時が過ぎているのに、自分の子供だと顔を見なくても斜め後姿をほんの一瞬見ただけで確信しました。


Hが横切って、その目の前には住んでいるマンションです。

家に入ってしまえば、顔すら見ることが出来ずになります。


重たいかばんを持っていましたが走りました。


マンション入り口のところまで走ると、私は道から上を見上げました。


階段を上る小さな靴の音が聞こえます。。。


ゆっくりな足音。

思わず、一言、娘の名前を呼びました。小さな声で。


すると・・・


その足音は止まりました。

階段はコンクリートで囲まれている階段なので私からは見えないし、階段からこちらも見えません。


数秒後、その足音はまた聞こえ始めました。


遠くから見かけてHだったのかどうか・・・。

直感で確信はありますが、本当かどうかの不安もあります。ひょっとしたら違う子かもしれない。Hとは別の子だったら、知らないふりをして立ち去ろう。そう思っていました。


階段を上り終わると、ゆっくりと単調に聞こえていた足音はスタスタという普通の歩行音に切り替わりました。もう少しで、見上げている先のテラスに姿を現すかもしれない。


何も深いことは考えていませんでした。


そして・・・


小さな女の子が、歩いていきました。


思わず・・・・私は・・・・

小さな声で・・・



「Hちゃん!」


女の子は立ち止まりこちらを見下ろしました。


「・・・・・!!!!!」



・・・・・・・。


女の子は、黙ってこちらを見ています。


Hちゃんだ・・・・。


Hちゃん!!


私は、もう一度呼びました。


「Hちゃん。おとうさんだよ。」


大きな声では言えませんでした。しかし、しっかりと長女には聞こえています。

すると、長女は・・・


Hちゃんは・・・


「!!!!」


「ぎゃああ~~~!!!」


え?


なに??

なんで??


物凄い叫び声を挙げて、玄関に走って行ってしまいました。


きっと驚いたのでしょう。

あの娘の反応には私も驚きました。


H・・・・・。


しかし、とっさに、この状況のことが判断できました。

まずい・・・・。


この場を離れなければ!!


必死になって走り出しました。

数分走ったところで、後ろを振り向きました。


しかし、誰もいません。

重たいかばんを持ちながら走ったので、息がとても荒くなっています。

何だこれは。これでは、自分が何か犯罪でもしたような感じではないか・・・。


その場を離れて逃げなければいけないという気持ちと、なんで逃げなければいけないんだという気持ちが交錯しながら歩きました。


そして、すぐにZ先生に電話をしました。今、自分に起きたことを報告するのです。

もう少し考えて行動をすればよいと思いました。


これまでの経緯で相手のことはよくわかっているはずなのに・・・


子供の姿が見えたら、ひたすら姿が見たいばかりに周りが見えなくなってしまいました。

Z先生は、こんなことで面会交渉について不利になるようなことはないと思うと言ってくれました。


娘との短い遭遇時間は、10秒足らずだったと思います。

しかも、最悪な結果になってしまいました。


きっと、叫びながら家に入っていったから、あの人は、私が来たことに気が付いただろう。


だけど、初めて見た長女のランドセル姿。

脳裏に焼き付いています。


あの黙ってこちらを見下ろしいぶかしげに見ているまなざし。それから叫ぶ瞬間。その行動が一枚一枚のセル画のようになって記憶に残っています。




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