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福島・広野町 作付け再開へ種もみ配布
2月19日 12時25分

福島・広野町 作付け再開へ種もみ配布
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原発事故の影響でコメの作付けができなかった福島県広野町で、作付けが再開されることになり、19日、地元の農家に無料で種もみが配布されました。

種もみの配布は広野町が地元の農家を支援しようと無料で行ったもので、19日は、町内のJAの支店で、訪れた地元の農家にコシヒカリなどの種もみが手渡されました。
広野町は、原発事故のあと、緊急時避難準備区域に指定されたためコメの作付けができず、去年、区域が解除されたあとも、町が農家に作付けの自粛を要請していました。
しかし、去年、試験的に栽培されたコメはすべての袋で放射性物質の値が国の基準を下回り、町は、全袋検査を行うことで安全性は十分に確保できるとして、ことしの作付けの実施を決めていました。
広野町によりますと、今も全町民の1割ほどしか戻っていないということで、ことしの作付けは震災前のおよそ半分の水田で行われる見込みだということです。
種もみを受け取りにきた男性は、「ようやく作付けができるのでうれしいです。ことしは田んぼの半分だけですが、来年以降はさらに広げていきたいです」と話していました。
広野町の産業グループの鯨岡公一さんは「ことしの秋に稲が実る風景が、復興のシンボルになるよう期待しています」と話していました。

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