乙武さん「お尻しもやけ寸前」　国分主演映画「だいじょうぶ３組」完成披露

　ＴＯＫＩＯの国分太一（３８）の主演映画「だいじょうぶ３組」（３月２３日公開、廣木隆一監督）の完成披露会見が１９日、東京・内幸町のイイノホールで開かれた。

　原作は、ベストセラー「五体不満足」の乙武洋匡さん（３６）が３年間の小学校教師体験をもとに書いた小説。乙武さんは生まれつき手足のない特別採用の教師を自ら演じ、俳優デビューを果たした。

　「手足のない俳優はいないんです、とオファーを受け、開き直って飛び込んだ」という乙武さん。子供たちとサッカーをする場面を「午前中から雪が降っていたのに、監督はドＳで『シュートがきれいに決まるまでやめない』と。お尻がしもやけになるところでした」と明るく振り返った。

　初めての演技にも「思っていたより自然な感じになった」と自信を深めたようで、「アカデミー賞いただいちゃうな」「ぜひ大河ドラマに出たいな…冗談です」とジョークを連発してみせた。

　６年ぶりの映画で補助教員を演じた国分は、乙武さんを「どっしりと構えている姿は僕がすがりたくなるくらいでした」と絶賛。恋人役の榮倉奈々（２５）についても「７年前に共演したときは担任役だったので、すごく悪いことしてる気になっちゃった」と笑わせつつ、「すごくナチュラル。成長したなって思いました」とたたえた。

　国分はフジテレビ系「すぽると！」キャスター。スポーツライターでもある乙武さんは「ほぼ初対面なのに打ち解けたのは、スポーツが大好きという共通項があるから」と語る。国分はＷＢＣに臨む侍ジャパンに、「（強化試合で）広島に負けたが、負けて修正点を見つけられたのが一番の財産。大丈夫３連覇！」と映画のタイトルに掛けてエールを送った。