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【プロ野球】

巨人、足攻めで初勝利

2013年2月20日 紙面から

7回裏無死、大累が中前打を放ち一塁へ疾走する=沖縄セルラースタジアム那覇で(武藤健一撮影)

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 今年もGは走ります!! 19日の韓国・サムスンとの練習試合に3−2で勝った巨人。打線の主軸をWBC合宿で欠く中、今季対外試合白星発進を呼んだのは藤村大介内野手(23)とドラフト2位・大累進内野手(22)=道都大=の足だった。

 見るも鮮やかな速攻だった。2−2の同点で迎えた7回。先頭の大累が中前打で出塁。3球目にスタートを切ったのを見た次打者・藤村も右前へ。エンドランを完成させた。50メートル5秒7の速さで三塁を陥れた大累は大田の中飛で生還。昨季の韓国王者から勝ち越し点をもぎ取った。

 「積極的にいこうと思っていた」と大累。藤村も「走者を進める打撃ができたのが一番です」と満足げな表情。一塁ベンチの原監督も2人以上に手応えを感じていた。

 侍ジャパンの4番候補、阿部を軸とした破壊力がクローズアップされる巨人だが、実は盗塁数も昨年はリーグ一。連覇を狙う今季は、長打とスピードのベストミックスでライバルたちを圧倒する。「足は大事な部分と思いますね」と原監督。大砲の脇をかつてのスーパーカートリオのような俊足選手が固めれば鬼に金棒。それだけに、藤村や大累に注目し続けてきた。

 その面々が今季初の対外試合で躍動。指揮官は「ウチは足の速い選手が多いからね」とニヤリと笑った。20日は阪神が相手。今季初対決の宿敵に硬軟取り混ぜた攻めをお見舞いし、力の差をみせつける。 (川越亮太)

 

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