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【大リーグ】ダル 秘密兵器ナックル投げた! お手本はディッキー2013年2月19日 紙面から
【サプライズ(米アリゾナ州)大城和美】秘密兵器はナックル!? レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)は17日(日本時間18日)、ブルペン入りする前のウオームアップでナックルボールを10球近く試し、周囲を驚かせた。お手本は昨季サイ・ヤング賞に輝いたブルージェイズのナックル使い、R・A・ディッキー投手(38)だったが、イメージ通りの手応えを得られなかったようで、そのまま「秘密」になる可能性もある。その後はキャンプで3度目の打撃投手を務め、打者のバットをへし折るシーンもあった。 見守った日米の報道陣が一様にキツネにつままれたような顔になった。ブルペン投球前のウオームアップ。ダルビッシュはソト捕手を本塁の前に立たせ、揺れながら落ちるナックルボールを10球近く投げ込んだ。 10種類以上の球種を操るだけに、ナックルが新たな秘密兵器になるのかと思いきや、本人は「今年はディッキーみたいにいこうと思ったけど、無理だと思った」と笑い飛ばした。 お手本にしたのはナックルボーラーで初のサイ・ヤング賞を獲得したブルージェイズのディッキーだ。ナックルはボールに回転をかけずに投げる投法。ダルビッシュも東北高、日本ハム時代にも時折投げ、昨年のキャンプでもキャッチボールの際に試し投げしたことがある。今回もある程度の制球はみられたが、自身が納得するレベルに至らなかったもよう。ひとまず封印することになりそうだ。 本来の調整は順調そのものだ。ブルペン入り後は打撃投手として打者7人に27球。バットをへし折る光景もあれば、対戦した通算155本塁打の新戦力ピアジンスキー捕手が、直球を見送った後に驚いた表情でソト捕手と顔を見合わせる場面もあった。ダルビッシュ自身は「別に悪くもなく普通です」と謙遜したが、球を受けたソトは「コーナーを突いていて、いい投球だった。感触が良くなっているのだろう」と満足そうに話した。 オフに取り組んだ肉体改造もプラスに働いているかもしれない。昨年のキャンプ時は体重が101・6キロだったが、現在は1・8キロ減の99・8キロに。意識的に体脂肪を減らして上半身の筋肉量を増やし、球威とスタミナを増すための体づくりをしてきたという。 たとえナックルはなくても、メジャー2年目はさらにパワーアップしたダルビッシュが見られそうだ。 PR情報
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