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【プロ野球】

江川氏が国吉、加賀美を指導 中畑監督大喜び

2013年2月19日 紙面から

 DeNAの沖縄・宜野湾キャンプに18日、元巨人の江川卓氏(57)がテレビの取材で訪れ、ブルペンで国吉、加賀美の若手投手を指導した。江川氏は今季ローテ定着を期待される2人の投球を4、5球見て特徴を把握、練習方法を伝授した。かねてからテレビ番組などを通じて江川氏に指導を依頼していた中畑監督は大感謝した。

 中畑流にオープンに歓迎した。集まった選手たちに対し、中畑監督は「ベイスターズのピッチャーをよくしたいという気持ちで来てくれました」と江川氏を紹介。それを受けた江川氏が「なるべく早く帰りますのでよろしく」としゃれの利いたあいさつで返し、選手たちに拍手で迎えられた。

 DeNAのジャンパーを着用しブルペンで指導したのは、国吉と加賀美だ。まずは、国吉が外角低めに投げ込むのを観察した江川氏は「内角でボール1個分の出し入れを練習したら」と提案。続いて、法大の後輩でもある加賀美がチェンジアップを投げるのを見て「カウントを想定したら」と助言した。

 国吉は73球、加賀美も85球を投げ収穫を口にした。国吉が「内角を使えれば幅が広がる。吸収力が早いと言われたのがうれしかった」と感激。加賀美は「江川さんはとんでもないピッチャー。特長を生かせと言われた」と直接指導を喜んだ。

 江川氏は「僕がやっていた練習法。本当は言っちゃいけないけどもう年も年だから教えました」とニヤリ。「本塁打の可能性のある内角に制球よく投げられれば自信になる。ブルペンでもカウントを想定すればマウンドに近くなる。指示じゃなくて提言です」と江川節で効果を説明した。巨人時代の同僚、江川氏の適切な指導に中畑監督も感謝しきりだ。「国吉はキャンプで一番気持ち良く投げていた。加賀美もイメージをもって投げていた。非常にいい時間でした」と笑みが絶えなかった。 (後藤慎一)

 

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