熱を電気に、実現へ一歩 北陸先端科技大など新発見 ツイート
2013/02/20
北陸先端科学技術大学院大学などの研究グループが、鉱物資源として古くから知られる「テトラヘドライト」が400度付近で高い熱電変換性能を示すことを発見した。テトラヘドライトは銅や硫黄などの元素を多く含み、自然界に存在する硫化鉱物。低い熱伝導率をもたらす鉱物の結晶構造の特徴を明らかにしたことで、身近な元素から成る材料を用いた環境に優しい熱電発電の実現に一歩近づいた。
熱電発電とは、固体素子を用いて、熱(温度差)エネルギーを電気エネルギーに変換する発電方法。膨大な量の未利用廃熱を有効活用できる技術として注目を集めている。一方、自動車や工場の高温排気中の中温廃熱(300~500度)の温度領域で有望とされる熱電材料は鉛などの有害元素を多く含むことから、実用化の障壁となっていた。 (本紙1面より抜粋)
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