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北海道美唄市は19日、1925年(大正14年)に市内に落下した隕石(いんせき)の特別展を市役所内でスタートさせた。15日にロシアで隕石が落下して以降、数十件の問い合わせが相次いだことを受け、緊急公開した。宇宙からやって来た貴重品を一目見ようと、初日から市民が殺到した。
美唄市によると、ロシアで隕石が落ちたとのニュースが15日に報じられて以降、市に「美唄にも昔、隕石落ちませんでしたっけ?」「今はどこで展示しているんですか?」などという問い合わせが、道内外から数十件も寄せられた。
隕石は1981年から市の郷土史料館で展示されてきたが、現在は冬季のため閉館中。“お蔵入り”状態になっていたが、相次ぐ問い合わせを受け、市役所1階ロビーに展示することになった。
幅約10センチ、三角形の隕石は「光珠内(こうしゅない)隕石」と呼ばれるもの。カンラン石、磁硫鉄鉱、ニッケル鉄が化合して形成されている。天然記念物として市指定文化財になっているほか、国立科学博物館が国内27番目の隕石として「沼貝」という名称を与えている。
隕石は1925年9月4日、市内光珠内町に住む田中勝さんの畑に、すさまじい轟音(ごうおん)とともに落下した。付近の畑で作業していた市民たちは「飛行機から爆弾を落とされた」と勘違いし、一目散に逃げだしたというエピソードが残っている。
隕石の大半は大気圏突入時に燃え尽きてしまい、地上に落下しても地中深くに埋まってしまうが、たまたま落下地点に大量のワラが敷き詰められていたため、原型をとどめた状態で発見された。落下日時、地点が詳細まで判明しているケースは全国的にも珍しいという。
公開初日は、確定申告の日程と偶然重なったこともあり、多数の市民がケースに覆いかぶさるように眺めていた。展示終了の3月29日まで、夜間は別の場所で保管するなど厳重なセキュリティー態勢を取るという。
郷土史料館館長の谷村泰尚さんは「ロシアの隕石では大勢の方がけがをされたので、公開は悩みました」としながら「美唄には道内唯一の、国内最北の隕石があるんですよ、というのをお知らせしたかった」と話していた。
(2013年2月20日06時03分 スポーツ報知)
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