日馬富士、いじめについて語った「弱い子は親の教育がダメ」

日本外国特派員協会で会見した日馬富士（左）

　大相撲の横綱・日馬富士（２８）＝伊勢ケ浜＝が１８日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見し、教育論を語った。いじめについて、親の教育で子供の心身を強くさせる必要性を訴えた。

　体罰の是非については明言を避けたが、いじめには「よくテレビで見ている。胸が痛い」と反応した。「相撲は厳しい世界。どこにもいじめはある」とした上で「平和な世の中で弱い子が多いけど、親がちゃんと教育したら弱い子にはならない」と言い切った。００年の来日時、体重は７３キロほど。稽古に励んで１３０キロまで増やし、成功した自負がある。自身も２女の父。親には責任を、子供には心身の強さを求めた。

　また、兄貴分で元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏（３２）が１０年に暴力問題で引退を強いられたことには「やっちゃいけないことをやったのだから、社会人として辞めるのが当たり前」と擁護はしなかった。引退後の進路も質問されたが「まだこれからです」といなした。日馬富士は１９日から部屋の沖縄合宿に臨む。