国際環境基準の5・7倍に 中国、春節中の大気汚染2013.2.18 19:42

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環境基準の5・7倍に 中国、春節中の大気汚染

2013.2.18 19:42 中国
有害物質を含む濃霧で見通しの悪い北京市内=17日(共同)

有害物質を含む濃霧で見通しの悪い北京市内=17日(共同)

 中国環境保護省は春節(旧正月)連休中(9~15日)の全国74都市の大気汚染状況を発表した。肺がんを増加させると指摘される直径2・5マイクロメートル以下の微小粒子状物質「PM2・5」について、74都市の平均が最悪だった日の数値は中国の環境基準の5・7倍だった。18日付の中国各紙が伝えた。

 各紙は環境基準を明示していないが、74都市平均が最悪だった日の数値が1立方メートル当たり426マイクログラムと伝えていることから、中国政府が2016年から全国で施行する予定の環境基準である75マイクログラムを基にしているとみられる。

 74都市の平均とは別に、春節の連休中、北京では最悪306マイクログラム、天津で577マイクログラム、河北省石家荘で527マイクログラムを記録した。環境保護省は、春節を祝う花火や爆竹が悪化の要因とした。(共同)

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有害物質を含む濃霧で見通しの悪い北京市内の道路=17日(共同)
中国河北省唐山市で、有害物質を含む濃霧のためマスクをする女性=17日(共同)
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