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国際
中国、今度は地下水汚染 大気汚染に続き政府の無策ぶり露呈か
さらに、同紙は「水質汚染が深刻化する根源は国内総生産(GDP)をひたすら追求する地方政府の業績評価制度にあり、こうした考えを捨てなければ水質汚染は民族全体の災難に変わるだろう」と指摘。地下水汚染の問題を知りながら対策を取ってこなかった政府を厳しく批判している。
中国は上水道の水源に地下水への依存度が高く、健康被害への懸念もある。
政府系ニュースサイトの中国網では、南方都市報の記事を引用した上で、山東省●坊市で一部の工場が有害物質を含む廃水を地下に高圧で注水したことが発覚し、地元当局が調査に乗り出したと伝えた。問題の工場では廃水をめぐる環境規制を逃れようと故意に行った可能性があるという。
中国青年報は河川の水質汚染源として、工場廃水、農薬など有害物質を含む農村の排水、都市の生活排水を合わせて「3大元凶だ」と指摘している。
広東省深セン市では1月、水質汚染を理由に電子機器工場の建設に反対する数万人の署名が行われ、住民デモも各地で起きるなど、環境意識は高まる一方だ。
●=さんずいに維
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