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2013年02月14日のつぶやき
00:14
共感、反論、疑問、いろいろいただいて、白熱しています。協会のことだけでなく、芸術支援に対する考え方に問題意識をお持ちの方、ぜひどうぞ。「現代舞踊協会、しっかりしろ!」http://t.co/UMqUpsHA
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2013年02月12日のつぶやき
18:05
現代舞踊協会、しっかりしろ! http://t.co/CVHz8FKx #jugem_blog
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現代舞踊協会、しっかりしろ!
 昨日2月11日、現代舞踊協会主催のWS&シンポジウムに講師として参加してきた。テーマは「ダンスと教育」。とてもタイムリーな話題で、こういう設定をしてくださった協会の担当の方、特に加藤みや子さん、馬場ひかりさんに敬意を表したい。

午前のWSでは、小学生から年配の方まで、ダンス経験者・指導者を中心に60名ほどの参加。やはり経験者だけあって非常にやりやすかった。実際の教育現場ではこうはいかないだろう。でも、教育現場でのダンス指導のあり方について、伊藤キムなりの提示はできたと思う。

午後は他にもパネラーを招いてのシンポジウム。ここでは、現代舞踊協会という、日本のダンス界の巨大な組織、良くも悪くも影響力のある協会にあり方について、教育問題をダシにいろいろ問題提起をしてみた。

結果、それはそれは面白い議論になった。いや、なりそうになったが時間切れで肝心なところまでは踏み込めなかった。でも、以前から協会に関して思っていたことを素直に表明できたのは、よかった。これが協会にとって変化のステップのひとつになってくれればいいと思う。

もうひとつ気になったことがあった。シンポジウム前に「文化庁新進芸術家海外研修員による帰朝報告」というのがあった。文化庁が年に数名の芸術家を海外に派遣し研修を積ませるプログラムで、アメリカ、ヨーロッパそれぞれでの滞在を終えた若いダンサーお二人が帰朝報告をされた。そのうちのおひとりがこんな話をしていた。

「日本では、ダンサーとして生活していくのは非常に厳しい。もっと踊れる場所を増やして欲しい。できれば1つの市に劇場が1つあるくらい、踊る場所を増やして欲しい」

前半はもっともな思いだろう。しかし後半に関しては、もしそんなことになったらこの国は破綻してしまうだろう。自治体のあと先を考えない安易な行政の結果として各地に「ハコモノ」が作られ、財政負担を強いるお荷物として批判されている、まさにそういう時代なのに。

この方がどこまで本気でそう考えているのかわからない。おそらく軽い気持ちで言ったのだろう。でも、大学で舞踊を学び国内でもしかるべき場所で自作を発表し、加えて国民の税金を使って海外で研鑽を積んできたような人が述べる言葉とは到底思えない。あまりにも浅はかだ。

このような、ダンスしかしたことのない子供っぽい心構えのダンサーを、現代舞踊協会はなんとかすべきだ。

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