先日より、帝国射撃團では活動範囲を広めるための船購入計画が持ち上がっていました。
しかし、船は安くても(小型艦でも)12000Gかかります。一番安い家が46000Gですから、約四分の一とはいえかなりコストがかかります。ギルド結成のためには家が絶対に必要であり、ここで船を導入すれば計画が大幅に遅れるでしょう。しかし広い海や、そしてムーンゲートで行けない島々も活動範囲に入れる事ができるだけでなく、帝国射撃團エキスパート『萌え萌えのし〜ぶっく』(釣り人戦士)が「海釣りをしたい」ということもあり、各エキスパートが協力して船を建造(購入)する事に決定しました。
し〜ぶっくの乗艦、壱番艦『ナデシコ』(中型艦)がロールアウトし、続いて少佐の乗艦となる弐番艦『魚の骨』(小型艦)がロールアウトしました。
『魚の骨』号
さて、その日は七夕の日。日本の各シャードでは七夕イベントが催されています。WAKOKUシャードとて例外ではありません。
いつも通りに略奪仕事から帰ってくると、ヴェスパーの街で「号外!号外!」と叫んでいるキャラがいるではありませんか。何故「号外」だけ日本語で残りがローマ字なのかは不明。
その時、偶然し〜ぶっくと銀行前で合流した少佐は、し〜ぶっくがその時パーティーを組んでいた「ナツキ」さんをパーティーに迎え、イベント会場である、魔術師達で栄える街「ムーングロウ」に向かったのでした。
ムーングロウの七夕イベント会場にて。凄い人間の数…これ、全部PC。
何だか良く解らない、織姫(ねーちゃん)と彦星(牛)の闘牛みたいなのを見た後、三人はし〜ぶっくの船でクルージングに出かける事にしました。
港はマナーの悪いPCの船が置きっぱなしになっており、おかげで出航するのに苦労しましたが、何とか出航。
しかし出航直後、「a water elemental」(コードネーム『海坊主』)が二匹、「ナデシコ」に襲いかかってきました。し〜ぶっくと少佐だけではやられていたでしょう。しかしナツキさん(通称なつさん)の魔法攻撃のおかげで、簡単に撃退する事が出来ました。艦長の面目丸つぶれ。
サーペンツホールドからジェロームまでの航海中、三人とも釣り竿を垂れていると、船の半分はあろうかという影がすれ違っていくではありませんか。
「シ、シーサーペント!!??」
浜辺で釣りをしているとたまにかかるだの、宝の地図を持っているだのと色々噂を聞いた事もあり、他の人が吊り上げているのを目撃した事もありましたが、逃げ場の無い海の上で遭遇したのは、一同初めてでした。その時はただすれ違っただけでしたが…どうやらサーペントはおとなしい性格のようで、こちらから攻撃しない限り大丈夫な様子。
「シーサーペントを狩ってみよう!」
ということで、気分はハワイ沖で大物を釣る芸能人の番組〜?なんちて。
しばらく探索を兼ねてうろうろしていると(しっかし外洋は全然魚釣れない…)、船の横に大きな影が!
「総員用意!」の号令を受け、即座に釣り竿を武器に持ち替えて戦闘開始!
しかしこのサーペント、魔法は使うわ(!)固いわでかいわ私(少佐)ばっかり狙ってくるわでもう大変。ナツキさんがいなければこちらが海の藻屑となっていたでしょう。
船に揚げたサーペントの死体からは魚肉(笑)以外何もとれませんでしたが、初めてサーペントを倒した三人は大喜びでした。
その後、サーペントの死体は、腐るまで「ナデシコ」甲板でその異形をさらしていたのでした。ちゃんちゃん。