フジ(藤)

落葉藤本
本州〜九州の山野に生える。他の木などに、左肩上がり(S巻き)に巻つく。葉は奇数羽状複葉で長さ20〜30cm。小葉は5〜9対あり、長さ4〜10cmの卵形〜卵状長楕円形で全縁。長い総状花序をだし、紫色〜淡紫色の蝶形花を多数開く。果実は豆果。長さ10〜20cm。表面にはビロード状の短毛が密生する。熟して乾燥すると2裂してねじれ、種子を飛ばす。種子は直径約1.2cmの扁平な円形、褐色で光沢がある。別名 ノダフジ。花期は4〜7月。
冬芽の花芽と葉芽は同形。仮頂芽は長さ5〜8mmの長卵形。芽鱗は2〜3個で、紫褐色を帯びる。葉痕は扁円形で、維管束痕は3個。
似たものに、つるが右肩上がり(Z巻き)に巻きつくヤマフジがある。
学名は、Wisteria floribunda
マメ科フジ属


2007年4月28日 鹿島手結
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つるが左肩上がりになる。
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2004年4月24日 総合運動公園 つるが左肩上がりになる。
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2009年3月28日 果実 玉湯
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2012年4月6日 果実 東出雲須田ビロード状のの短毛が密生する。果実を割ってみた。
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種子は直径約1.2cm。ねじれて種子を出したあと。左肩上がりに巻く。
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2011年5月2日 芽吹き 枕木
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2006年3月5日 冬芽 大庭
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2008年5月17日 フジハフクレフシ(虫えい) 東持田裏面中にはタマバエの一種の幼虫がいた。
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島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑