大阪市東住吉区に住民登録のある女児(6)が出生直後から行方不明になっている問題で、児童手当を詐取した疑いで逮捕された両親が一時、女児を殺害したなどと供述していたことが捜査関係者への取材でわかった。一方で、「出生直後に自然に死んだ」とも話すなどしており、大阪府警は経緯を詳しく調べる。
捜査関係者によると、アルバイト従業員の父親(53)と無職の母親(35)は府警の聴取に当初、「(女児は)出産後、退院して帰宅する途中の車の中で自然に死亡した。遺体は愛知県の海に捨てた」と説明。その後、それぞれが女児を殺害したと話すなどしたが、すぐにあいまいな供述に変わったという。