北九州市議会:「みんなの維新」4人で会派届け 定数削減訴える議員参加巡り、2人離脱 /福岡

毎日新聞 2013年02月13日 地方版

 北九州市議会(定数61)で、日本維新の会とみんなの党の4議員が12日「みんなの維新」として会派を届け出た。地方議会で両党による初の統一会派となった。当初は6議員の予定だったが、定数削減を訴えて当選した無所属議員の参加を巡って調整できず、2人が離脱した。【宍戸護】

 「みんなの維新」は5人以上の会派に認められる市当初予算への代表質疑や、議会運営委員会への参加ができなくなったほか、議員定数削減について主要会派が話し合う「議会改革協議会」にも参加できない見通しとなった。2月定例市議会で予定していた定数削減の議員提案は6人以上の賛同が必要で、提出できるか未定という。

 1月27日の市議選では、両党はそれぞれ3新人を立て全員が当選。2月1日に記者会見して統一会派結成を発表した。

 複数の関係者によると、議員定数を50に削減する条例改正を昨秋に直接請求した中村義雄議員(無所属)が会派入りを打診。4日に会派代表の八木徳雄議員が面会した後、6人が受け入れの是非を議論した。平原潤議員(維新)と吉村太志議員(みんな)は「(同じく)定数削減を目標としている」と受け入れに賛成したが、最終的には他の議員の了承を得られず、2人は統一会派に不参加となった。

 平原議員は「違う意見を出して、会派にたてついたと思われたのか」と納得いかない様子、吉村議員は「会派の目標は議員定数削減で、賛同できる議員は一緒にやればいいと思った」と渋い表情。2人で会派を結成する方向で検討している。

 八木代表は「意見が合わない以上、仕方がない。しばらく冷却期間をおきたい」と話し、今後の関係改善に含みを持たせた。

 一方、中村議員は「みんなの維新」入りを断られた後、民主・社民党系会派「ハートフル北九州」に加入を申請し、12日に会派入りを認められた。

〔北九州版〕

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