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出生直後から?女児不明 児童手当だまし取りで両親逮捕

 大阪市東住吉区で住民登録上は6歳となる女児が出生直後から行方不明になっていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は今月9日、児童手当をだまし取ったとして詐欺容疑で、アルバイトの父親(53)と無職の母親(35)を逮捕した。

 捜査関係者によると、父親は退院後すぐに自分が殺害したという趣旨の供述をする一方、母親は「出産後、退院した際に車内で具合が悪くなり死亡した」と食い違う内容の説明をしている。2人は「愛知の海岸で遺棄した」とも供述しており、調べの中で内容が変化していることから、慎重に調べている。

 府警は女児が病院で生まれ、退院直後に死亡した可能性があるとみて捜査している。

 捜査関係者によると、女児は2006年5月11日に大阪市内の病院で生まれ、5月17日に退院した。両親は19日に出生届と児童手当の申請書を出した。

 大阪市によると、3カ月と1歳半、3歳の乳幼児健診を一切受けず、小学校の就学時健診にも来なかったため、東住吉区役所の職員が2月7日に自宅を訪問。母親が「生まれてすぐに亡くなった」と説明したため、府警に届けていた。

 市の保健師は06年7月〜10年1月に計8回自宅を訪問したが、いずれも父親が対応し「実家に帰っている」「今はいない」と話していた。

 詐欺の逮捕容疑は06年5月19日、女児が死亡しているのを隠して児童手当を申請し、06年10月〜07年6月、計12万円をだまし取った疑い。府警によると、2人は詐欺容疑を認めている。

 捜査関係者によると、逮捕された夫婦には女児の兄に当たる2人の子どもがおり4人暮らし。マンションの同じ階に暮らす女性(46)は「10年以上前から住んでいるが、女の子なんて見たこともない」と驚いた様子。別の女性(26)も「仲のいい家族。お母さんは優しく明るい雰囲気でいつも笑顔だった」と話した。

[ 2013年2月18日 14:48 ]

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