【動画】愛知県愛西市の吉野家温泉みそぎ湯 |
【山吉健太郎】愛知県愛西市の木曽川近くに、「珍湯」と呼ばれるかけ流しの温泉がある。昭和のころには商店が集まっていた一角にある、ひなびた湯屋の名は「吉野屋温泉みそぎ湯」。41年前に開いてから地元で愛用されてきたが、温泉本で紹介されるなど、野趣あふれるたたずまいが温泉ファンに人気だ。
水運が盛んだった土地で水路が走る一帯は今では住宅地だ。商店街の名残を残すように衣料品店「吉野屋」がある。中高年向けの衣料を扱うこの店のあるじ、水野勲さん(62)が「みそぎ湯」を管理する。
みそぎ湯は店の裏手にある。屋根と壁はプラスチックの波板でできた外観。男湯、女湯とも広さは幅2メートル、奥行き3メートルほど。温泉で白っぽく変色したコンクリート製の湯船は6人が入ればいっぱいだ。温度は42度ぐらいで、温め直したり循環させたりしていない。なめてみるとほんのり塩辛い。分析書によると「ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)」。リウマチや糖尿病などに効能があるという。