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今年スタートの学校協議会 学校改革の切り札になるか? 橋下教育改革の試金石
現場には警戒感も
学校協議会を学校改革の切り札の一つと位置づける橋下市長だが、効果を疑問視する声は少なくない。
委員に内定している大阪市立小学校のPTA会長の男性は「学校協議会は本来学校をよくするためにあるべきなのに、学校のあら探しをしなければならないような感じがするのはどうなのか」と首をかしげる。
また、不適格教員に対する措置を校長に申し入れる権限について、ある校長は「狙いは学校を保護者らの監視下に置き、指導力不足の教員を排除することだろう」と警戒感を隠さず、「そういう発想には子供と同じように先生も育てていこうという視点が欠落している」と批判する。
一方、別の校長は、不適格教員に対する措置をめぐる最終的な決定権は校長や市教委が握っているとして、「実際に排除される教員はほとんどいないのでは」と予測。これまでも保護者から同様の指摘があれば個別指導などで対応してきたといい、「新たに枠ができるだけで、実質的には以前と変わらないのではないか」と話している。
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