レスリング ルール一部変更へ2月17日 17時11分
2020年のオリンピックでレスリングが外れる候補になったことについて、国際レスリング連盟はタイで開いた2日目の理事会で、IOC=国際オリンピック委員会などから動きが少ないと指摘されているグレコローマンスタイルのルールを一部変更する方針を決めました。
レスリングは今月12日にスイスで行われたIOC=国際オリンピック委員会の理事会で、2020年のオリンピックの実施競技から外れる候補に決まりました。
タイのプーケットで行われた国際レスリング連盟の理事会では、2日目の17日、上半身の攻防だけで戦うグレコローマンスタイルのルールを一部変更する方針を決めました。
変更するのはIOCから動きが少ないと指摘されているグレコローマンスタイルでピリオドの最後の30秒間で行われる、一方の選手が両手両ひざをついた体勢から行うグラウンドレスリングの部分で今後、規則委員会でより観客に分かりやすいルールを検討するということです。
このほか、17日の理事会では連盟の中に新たに女性委員会と倫理委員会を設置すること、それに2020年のオリンピックに追加する競技としてレスリングを含めた8つの競技の中から絞り込みが行われる5月のIOC理事会でのプレゼンテーションに向けてコンサルタント会社と契約することなどが決まりました。
オリンピック競技存続に向け、国際レスリング連盟が16日、新たに設置したIOC対策の委員会の代表を務める日本レスリング協会の福田富昭会長は、「ルール変更はみんなに分かりやすく、見やすくすることが目的だ。新しい体制の中でIOCとしっかりコンタクトを取っていくことが大切だ」と話していました。
[関連ニュース] 自動検索 |
・ レスリング 吉田選手ら前面に存続訴えへ (2月18日 5時16分) ・ レスリング 五輪競技存続へ新体制に (2月17日 4時53分) ・ レスリング 新体制で五輪存続目指す (2月16日 15時16分) ・ レスリング 福田会長が国際会議へ (2月15日 7時29分) ・ IOC会長“レスリング連盟努力誓った” (2月14日 4時20分) |
[関連リンク] |
|