2013.2.18 05:02

虎・北條、プロ初ヒット初打点!初エラーも(2/2ページ)

遊撃の守備では失策もあったが、はつらつとプレー

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 練習試合とはいえ、ようやく出たプロ初安打、初打点。期待のルーキー北條が4打数1安打1打点で首脳陣の期待に応えた。

 「3打席凡退だったので、ノーツーになって狙っていこうと思った。ホッとしました。めっちゃつまったが、打球はいい感じに落ちた」

 3点リードの八回一死一、二塁の第4打席。西武・中崎の3球目をセンター前に弾き返した。それでも、未来の大砲候補と期待されている男は「(うれしさは)そんなにない。公式戦、1軍の方が(うれしさは)あると思う。ホッとしただけ」と笑顔もなく、振り返った。しかし、11日の西武2軍との練習試合は4打数0安打。そこから数えて8打席目で出た安打に胸をなで下ろしたはずだ。

 守備では五回二死の場面で、西武6番・嶋の放ったゴロを後ろにそらし、初の失策となった。「エラーはもっとすると思っていた。もっと、しっかり取れてない時、危ない時があった。安心できる守備がしたい」と前を向く。二回には併殺に絡むなど、失敗を恐れずに積極的なプレーを見せ続けた。

 平田2軍監督は「タコ(ノーヒット)で終わるかと思ったが、よかったね。タイムリーを打つのはたいしたもの。エラーも、いい勉強になったエラー。スタートを良くしようという意識が出た」と目を細めた。

 試合後も最後まで居残って、筋力トレーニング等で汗を流した背番号「2」。1軍合流のその日まで、まずは着々と足下を固める。 (玉木 充)

(紙面から)