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2013年2月18日

01.沸騰現場の経済学

常に変化・進化を続ける世界経済。「未来世紀ジパング」取材団は、変化の起きている“沸騰する現場”に直撃取材!日本ビジネスマンが見たことのない世界の今をレポートする。
そして、スタジオでは遠くに思える世界の現場と日本の繋がり、
さらには日本の未来にどう影響があるのかを分かりやすく、かつ専門的に解説。

"東京都バンコク区"...日本企業が殺到するタイ

渋谷109ならぬ「shibuya19」

 昔ながらの東南アジアの中核であり、微笑みの親日国として知られるタイが、今、大変貌を遂げている。タイ料理店を探して街を歩くと、日本食レストランの方が目に付き、"shibuya19""スーパー銭湯""日本丸ごとデパート"など日本の文化や様式が驚くほど定着、「東京都バンコク区」なる呼び方も...。
 そこへ、去年浮上した中国リスクを避ける、あるいは分散する必要に駆られた日本企業が殺到。2012年、タイ進出企業数は過去最高となり、日本からの投資金額は倍増した。
 その主力は、自動車産業と外食産業。現地では、洪水対策で巨大壁に囲まれた要塞工業団地まで出現する中、怒涛の進出ラッシュが続いていた。
新たなステージに入ったタイ、日本にとっての可能性は?

“反日”で飲食業がタイ進出ラッシュ!

ジャパンフードフェスティバル

 バンコクには今、大戸屋、すき屋、CoCo壱番屋、幸楽苑など日本の有名飲食チェーンは何でもある。二軒に一軒が日本食というレストラン街がいくつもあり、「世界で一番、日本食レストラン比率が高い街」になっている。1月、そこに新たに殴り込みをかける会社が、8社連合でバンコクにやって来た。博多もつ鍋、北海道の「花畑牧場」、大阪のお好み焼き「ぼてぢゅう」など、日本では名の知られたお店が一同に集まり、屋台で食を提供する「ジャパンフードフェスティバル」を開催するのだ。
 そこから見えてきたのは、日本企業の“反日デモ後の新・世界戦略”だ。

大洪水から1年…製造業が過去最高の進出ラッシュ!

アマタナコン工業団地

 2011年の大洪水から一年。甚大な被害を出した工業団地は今どうなっているのか、沸騰ナビゲーターの後藤が現場へ向かった。最も被害の大きかった工業団地に着くと、人影がなく、車もほとんど走っていない…。一体何があったのか?
 一方、小高い丘の上にあり、洪水の被害がなかった工業団地には驚きの光景が広がっていた。バンコク郊外にある「アマタナコン工業団地」はこの一年、日本の製造業の進出ラッシュが続き、今や「東南アジア最大の工業団地」に発展した。
 あれほどの大洪水があったタイに今、なぜ製造業が押し寄せているのか?
それは、大手自動車メーカーの世界戦略と密接に関わっていた…。

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